日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
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メッセージ要約版

1月23日

新共同体の新しい戒め(ヨハネ13:31-35)
今、世の中は一見、豊かに見えて、発展もしていますが、個人主義が広がり、多くの人が孤独とさびしさの影でため息をついている現状です。そのような世の中から選び出され、この世とは区別された新しい共同体が教会です。教会は、沈んでいく世の中に暖かい神様の愛を吹き込む使命がある尊く価値あるものです。その新しい共同体の教会に向かって、今日の聖書箇所を見ると、イエス様が新しい戒めを与えられました。
まず、使命をまっとうするために、自分自身がどれほど尊い存在なのかに気づく必要があります。クリスチャンでも、ひとりひとり個性があり才能もそれぞれ違います。しかし、だれひとり例外なく、イエス・キリストを受け入れた人は、全能なる創造主の神様が愛されているから尊い存在なのです。神様に無条件に永遠に愛されるようになった自分だとそのまま受け入れるようにしましょう。そのように自分がだれなのか、再評価、再認識して、過去や世の中の物差しに引っかからず、自分は尊く、自分の人生も尊いと見直すようにしましょう。神様は愛をおしまずに注がれています。すべての罪がゆるされ、ほろびの運命の人生から完全に解放されていて、神様をお父さんと呼べる神の子です。これは、私たちが愛したのでも、求めたのでもなく、神様が一方的に愛してくださったので、受け入れるだけでよいのです。義人は信仰によって生きると言われました。日々、この愛を感謝して感動するクリスチャンになりましょう。なにか飢え渇いて、穴を埋める人生ではなく、もうすでに神様に十分に愛されている人生なのです。
その愛を与えるために、神様は世界の基の置かれる前から定め、選んでおられました。愛を注いですべてを与えるために選ばれたのです。それを感謝し、プライドと喜びを持って揺れない人に、神様の祝福が与えられ証人となります。自分の問題が解決するかしないかで感謝が変わるような異邦人もできるレベルから出て、神様の愛によって感謝して生きる者になりましょう。
イエス様は、イエス・キリストを受け入れる者は、神様を受け入れることで、神様を受け入れる者は、あなたがたを受け入れる者ですと言われました。つまり、キリストの大使として生きるようになったのです。私たちの人生の歩みをキリストが歩んでくださるほど、それほど尊いものなのです。それで思う存分、自分のことにして喜ぶようにしましょう。これが伝道の鍵です。
この新しい共同体に入ることができなかったユダを見て、イエス様は霊の激動を感じられました。それは、自分が裏切られるからではなく、すばらしい祝福の新しい共同体に入れないことに対する心の痛み、悲しみだったのです。
そのような新しい共同体の祝福を強調しながら、私たちが尊い存在であると新しい戒めを与えられました。大事な存在なので、「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい」と言われたのです。これが、教会のただ一つのルールです。教会は一人一人が神様に愛されて祝福された尊い人なので、ルールは一つだけです。祝福された者なので、必要なのは神様の愛のみです。自分の基準に引っかかるのではなく、相手をゆるすこと、相手になにかをもらうのではなく、与えること、相手の立場に立って考えて、必要を祈ってあげることが愛の根底にあります。これは自分がどれほど神様から愛されているかを味わう「聖霊の満たし」によってのみできることで、聖霊様が自分を通して表れるようになってこそできることです。
また、私が神様に愛された尊い存在とわかり、私たちが尊いと分かると、世の中に神様の愛が必要だと見えてきます。神様はそのひとり子を与えられるほど、この世を愛されましたキリストが必要な世の中だと見えるので、伝えるために関心を持つようになります。
教会を大事にして、聖なる共同体の意識を持ちましょう。兄弟姉妹を福音の目で見ると、祈りの課題が見えてくるはずです。とりなしの祈りをして、神様によって満たされるように祈ってあげましょう。そのようにしていると、他の人が見て分かるようになります。これが伝道です。
まず、自分が愛されている者だと深く知り、互いを愛しあい、尊い存在だと認めて、その人が光を放つ力を受けるために自分がなにか助けることを祈るようになることをお祈りします。