日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
http://jremnant.net/


メッセージ要約版

3月20日

新しいスタートの希望(創世記9:15-19)
 史上最悪の災害に襲われ、日本の最大の危機と言われていますが、この大きな騒ぎがおさまり、ショックがおさまったとき、必ずより大きい不信仰と絶望感に襲われる危機がやってきます。そのようなときこそ、クリスチャンである私たちは、希望の光を見る必要があります。聖書は、歴史が終わるまで、救われた神の民には究極的な絶望はないと教えています。ですから、今、暗いものに押さえられる雰囲気に流されることなく、希望の光を見て、人々をガイドしてあげなければなりません。
 今日の聖書箇所では、すべてが大洪水で滅びて、ノアとその家族だけが助かったときに、神様が虹を見せて、新しく始めるために永遠の契約を下さいました。今、危機のときに、これから本当に新しいスタートを切る希望を見るときだと心に刻み、他の人に希望の光を見せていきましょう。
 どのように新しいスタートを切るべきでしょうか。神様は、危機を通して、人生をすべてリセットすることを望んでおられます。まず、自分は今までなにを人生の基礎にしていたかじっくりと考えて人生の基礎を変えましょう。宗教、野望、欲、イデオロギー、人のきずなは、良いものです。また、自分自身の努力、熱心、力、物の豊かさ、文化文明の発展、人の技術や才能なども、必要なものですが、人生の基礎になるようなものではありません。これらは、すべて崩れ去ってしまうものなのです。
 人間は神のかたちに創造された特別な存在です。神様と通じ、神様を信頼して、信仰をもって生きるたましいがある霊的存在なのです。ですから、神様を基礎として、神様に愛され、支えられ、祝福されて、ともにいてくださることへの信仰を持つとき、丈夫な人生となります。しかし、人間は神様から離れ、罪ゆえに神様に会うことも、知ることもできなくなってしまいました。神様に行く道もありません。そこで、神様ご自身が、人間に会いに来てくださり、罪を背負って取り除いて、ふたたび人間といっしょにいることができるようになる道となってくださいました。それがキリストです。ですから、神様が基礎となるようにキリストを信じることが、新しい人生をスタートすることになるのです。
また、新しい人生をスタートするために、今まで希望にしていたことは違うと知って、まことの希望を見つけましょう。危機によって、世にあるものの限界を見るようになりました。そこには、まことの希望とするものはありません。永遠なるものは世にはないのです。永遠なのは、神様のみで、神様からの契約、天にある霊的祝福、神様のみことばです。地上にあるものは、すべて朽ちて崩れますが、天の御国にまことの希望があります。イエスをキリストとして信じ受け入れると、天にある神様の祝福が与えられます。ここに希望があるのです。
 基礎を神様に変え、希望を永遠なるものに変えると、神様の力と導きが現れるようになり、ここにこそ人生の幸せがあるとあかしするように神様がしてくださいます。
今の危機の状況を通して、神様はクリスチャンが使命に目覚めるようにと語られています。目に見えない暗い力に流されて、さまよい続ける世の中の姿を見て、その世の中には神様に出会って救われることが必要であり、イエス・キリストが必要だと見るべきなのです。そして、なんのために生きているのか、人生の理由を神様が問われているのです。生まれたままの自然の状態で神様と関係なかった人生から、キリストにより神様に出会い天国にいる第二の人生を送るようになっているなら、今こそ、福音をもって運命につかまっている人々を助ける第三の人生に踏み出すように決断しなさいと神様が語っておられるのです。霊的な目が開かれると、日本の国、たましいを抱いて祈るべきだと見えてくるはずです。世を胸に抱いてキリストの愛をもって祈ることが、今の危機の中で求められている姿勢なのです。
 今、暗い、不信仰の雰囲気に飲まれることなく、その雰囲気を拒否しましょう自分自身をしっかりと点検して、基礎はなにか、希望はなにかを考えてみましょう。そして、福音宣教の使命があるかを真摯に向き合って考える時を持ちましょう。そして、より信仰の祈りをささげるために結集するようにしましょう。祝福と勝利があることをお祈りします。