日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
http://jremnant.net/


メッセージ要約版

5月15日

なぜ泣いて誰を探すのか(ヨハネ20:11-16)
 確実に死んでお墓の中に葬られたイエス様が、死の力を打ち破って復活されました。どのような理論も常識も、科学的根拠もあてはまらない、ありえないことが起きたのです。この復活を前にして、私たちが今まで持っていたすべての枠が崩れてしまう祝福を味わいましょう。
 今日の聖書では、マリヤがイエス様の死体に香油を塗ろうと思ってお墓に行ったところ、イエス様の死体がなくなっていたので、悲しんで泣いていました。そこにイエス様が現れて「なぜ泣いているのか。だれを探しているのか」と聞かれたのですが、マリヤはイエス様だとは気づきませんでした。そこで、イエス様が「マリヤ」と呼ばれ、やっとマリヤはそれがイエス様だと気づいて「ラボニ」(主よ)と呼んだのでした。復活が分からないと、マリヤのように泣くしかなく、イエス様を探すしかありません。そのように泣いてさまよっている全人類に向かって、イエス様は「なぜ泣いているのか。だれを探しているのか」と問われています。今日、この声を自分に向けられたこととして聞きましょう。
 イエス様は「なぜ泣いているのか」と問われました。私たちには、人生の中で泣いたり悲しんだりすることにたくさん出会います。常識的な枠で見ると、泣いたり悲しんだりして当然だと思うのですが、今日、イエス様は「もう悲しむのはやめなさい」とおっしゃるのです。ありえない復活が起きたので、今までの何かに捕らわれて悲しむ必要はないのです。また、復活が分かっていないと、憎んで恨むしかないと思うことも、復活されたので「もう恨むのはやめなさい」と言われます。だれかのせいでも、なにかのせいでもありません。世の中のルールや枠では当たり前のことでも、過去に捕らわれて自分をいじめる必要は、ないのです。また、人生には不安や恐れるしかないことがたくさんあります。しかし、死の恐怖にすら打ち勝って復活されたので、「もう恐れるのはやめなさい」と言われます。イエスの復活を知るまでの、以前の枠、基準をすべて捨ててしまいましょう。その枠や基準にあてはまらない復活が起きてしまったのです。
 そして、イエス様は「だれを探しているのか」と言われました。これは、復活が分からなくて、イエス様をお墓の中で探しているので、「あなたが思っているように、死んで横たわったまま、動けないイエスではない」と言われたのです。多くの人が、イエス様を信じると言いながら誤解したり、勘違いしています。イエス様は復活された、死の力に捕えられることのない、神様ご自身であり、すべての問題を葬ることができるお方です。すべてを完了され、今は神様の右の座におられ、聖霊を通して世界福音化をしておられる勝利の主、万軍の王です。イエス様をどんな方だと思っているのでしょうか。
 また、マリヤはイエスがどこかに盗まれたかと思って探していましたが、イエス様はどこかに行ってしまわれたのでも、隠れておられるのでもなく、すぐそばにおられました。これ以上、イエス様を探し求めるのはやめましょう。すでにあなたとともにいると言われています。多くのクリスチャンが、問題があると問題ばかりを見つめて、イエス様がいなくなるかのように思い、イエス様を自分勝手に制限しています。イエス様は、どんな問題、過去、事がら、人によっても制限されない、すべてにまさる大いなる方であり、いつもともにおられます。もう人生の答えや問題の解決を求めてあちこちに行くのはやめましょう。イエス様を制限しないようにしましょう。
 マリヤは、自分の名前を呼ばれてそれがイエス様だとわかったときに、悲しみも涙も、探し求めることも終わって、「ラボニ」と言いました。それは「あぁ、知らなかった。イエス様は生きておられともにおられる」という告白です。勘違いしていた。もう泣いたり悲しむ必要はないのだということです。これからの課題はただひとつ、信仰をもって復活のイエスを存分に味わうことだけです。それが「ラボニ」という告白です。復活のイエスを見上げ、まちがいなく本当にイエスはキリストであることを味わうのです。人生のすべての問題を未来にまで解決されたイエスはキリストです。聖霊が働かれ、神様の祝福を味わい、サタンののろいが打ちこわされたのを味わうことができます。すでにイエスは勝利されたので、それを持って戦うのです。霊的な戦いはすでに勝利した戦いなのであきらめる必要はありません。今も、いつも、いつまでも、勝利のイエス様がともにいて同行してくださるので、それを味わうのです。
 サタンは、今もいろいろなことを通して、イエスが見えないように邪魔をします。基準や枠を利用して邪魔をするので、自分の枠を見つけて捨ててしまいましょう。また、イエス様ゆえに笑うときを持ちましょう。どんな状況でも先に状況を見るのではなく「ラボニ」と告白しましょう。復活のイエスの証拠が実際に現れるようになることをお祈りします。