日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
http://jremnant.net/


メッセージ要約版

8月14日

イエス様をおいて(ルカ1:39-56)
 世の中を見ると、いまだに震災の傷跡が残り、経済的にも政治的にも、あらゆる部分が崩れていくような状況です。その中で、神様に召されて祝福されたクリスチャンとして、まことの喜びを回復して、世の人を助けることができるように、今日の聖書から回復すべき喜びは何かを見てみましょう。
 天使が来て子どもを身ごもるようになると言われたマリヤが、そのあとすぐに親戚のエリサベツのところに訪ねて行った場面です。マリヤを見たエリサベツは、ものすごく喜び、エリサベツの胎の中の子どもも踊りあがるほど喜び、マリヤも感激して神様をほめたたえます。なぜ、このように喜んだのでしょうか。
 それは、イエス様ゆえの喜びでした。肉的な条件や人間的な理由による喜びではなく、どんな条件によっても左右されない絶対的な喜びでした。イエス様が来られたことへの喜び、そのイエス様を身ごもったゆえに喜び、自分も相手も、永遠に祝福された者だと告白しました。そして、イエス様のゆえに、神様に喜びの賛美をささげたのでした。教会とは、このように、どんな人がいても、イエス様のゆえに祝福された者だと告白しあうところです。イエス様が来られて、イエス様がおられるという神様の愛と恵みゆえに、喜びと賛美をささげるのが、クリスチャンです。
 なぜ、そのように喜べるでしょうか。それは、イエスはキリストだからです。イスラエルがずっと待ち望んでいた唯一の救いの希望であるメシヤ(キリスト)その方だったからです。旧約聖書で、ノアの時代に大洪水があったとき、災いとのろいによる滅びから救われ、守られた箱舟がキリストです。また、エジプトで奴隷になっていたイスラエルが永遠に解放された過越しの小羊のように、サタンに捕らわれて奴隷のようになっていたところから、完全に解放させるキリストです。荒野で罪を犯して毒蛇にかまれて死ぬようになったときに、青銅の蛇を作ってそれを見上げた者はすべていやされました。それと同じように、十字架で死なれたイエス様ゆえにすべての罪とのろいから解放される、そのキリストがイエス様です。また、旧約時代に罪人である人間が神様に会う場所であった神殿のように、イエス様が神様の祝福、栄光を現れるように来られたのです。イエス様がこのようなキリストなので、喜ぶしかないのです。
 このイエス様を信じて受け入れた人は、死と罪の原理から永遠に解放され、聖霊を通してイエスが内に住まわれ、それも永遠に留まられる神の神殿になります。これは、マリヤが受けた祝福より大きいと言えるでしょう。そして、天にあるすべての霊的な祝福を受けるようになります。この祝福をあかしするために、王である祭司として生きていくのです。自分のことを改めて見直してみましょう。感謝して喜ぶしかないと分かるでしょう。
 ですから、他の理由はまったくなくして、イエス様のゆえに根本を回復しましょう。なにがあっても、神様が内に宿られている幸せな者であり、祝福された身分と権威と使命を持っている者だと確認しましょう。失敗して滅びることはもうありません。すべてに聖霊の力が現れるのを待ち望み、神の国が臨むことを祈りましょう。聖霊に支配されることを望んで、ひたすら聖霊充満を祈り求め、集中しましょう。神様に自分自身のすべてをささげて、すべてを支配してもらうのがクリスチャンの生き方です。聖霊に満たされることだけに集中できる方法や工夫をしていきましょう。そうすれば、心も考え方も変わり、聖霊の力、神様の力でまわりも変わります。
 イエスがキリストであるゆえに喜び、自分がどんなに尊い存在かを確認して、神の国を待ち望みながら、他のことは捨てて聖霊に満たされるように祈っていきましょう。