日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
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メッセージ要約版

11月13日

人生のターニングポイント(ルカ5:1-11)
 神様は人を愛しておられ、勝利の人生になるように祝福されますが、そのために、ひとりひとりに人生のターニングポイントを与えられます。聖書には、たくさんの例がありますが、今日の聖書箇所のペテロを見ながら、私たちも本当の祝福の人生を歩み出すターニングポイントを持つようになりましょう。
 今日の聖書では、イエス様がペテロの船を借りてみことばを伝えられ、そのあとに「深みにこぎだして網をおろしなさい」と言われます。そこで魚を昔からとっていたプロのペテロは、その時間に魚がとれるはずもないと思ったのですが、とにかくやってみたのです。そうしたら、船が沈みそうになるほど、大量の魚がとれ、ペテロはそこで、自分の常識、知識、経験をすべてくつがえされて、イエス様の前にひれ伏し、なにもかも捨ててイエス様に従って行ったのでした。
 ペテロはそれまでイエス様のことを知っていたのですが、そのイエスがキリストだと発見したとき、ターニングポイントとなって人生が変わったのです。ペテロは、大量の魚を見たのではなく、イエスがキリストなのを見たのでした。ペテロはユダヤ人なので、イスラエルの歴史の中で、どんなことがあってもだめで、希望がなく、ただメシヤ(キリスト)しか希望がないというメシヤ待望思想をよう知っていました。だれもがメシヤだけが希望だから、メシヤを待ち望んでいたのですが、魚がとれたのを見て、イエス様こそ、その唯一の希望であるメシヤ=キリストだと悟ったのでした。すべての問題の解決であり、永遠なる希望のキリストが、自分の目の前にいるイエス様だと発見したのです。
 ペテロはそれを発見して、魚にこだわったのではなく、イエス様の足元にひれ伏して自分が罪深い人間だと認めました。それは、今までの自分の人生、すべてが崩れて、全否定したということです。いままでまちがっていたことを認め、自分はキリストでないと助からない罪人ですから、あなたが必要ですとイエス様を救い主、主として迎えるようになったので、足元にひれ伏したのでした。
 そのとき、イエス様から新しい人生をくださるようになります。ペテロにイエス様は「これからは人間をとるようになる」と言われました。魚をとって、自分の生計をたて、良い暮らしをすることを希望にして生きてきた、そのような人生は終わって、これからは人生を生きる理由が新しくなったということです。それまで主であったことが、すべて副になり、主業と副業が区分されるようになります。新しい人生のメイン(主)は、唯一の希望であるキリストによって人のたましいを助ける福音宣教です。それこそが、本来の人間の在り方で、人間らしい生き方です。伝道者として生きることがメインで、あとは副であり、どうでも良いことなのだと未練を残さないようにしましょう。ペテロはなにもかも捨ててイエス様に従いました。私たちも、伝道のために生きると、生きる理由はただ証人となるためだと告白しましょう。そのとき、イエス様が「これから、わたしがあなたの責任を持とう。わたしと同じ仕事をしよう」と言ってくださるのです。
 イエス様の前にひざまずき、本来の人生を発見して、なにもかも未練なく、すべて捨て、イエス様に従い、福音宣教のために生きるとターニングポイントを迎えましょう。そうすれば、レベルの違う人生がはじまり、初代教会のようにイエス様がしるしと奇跡をもってともに働いてくださり、世の終わりまでともにいてくださることを体験し、弟子に会い、暗やみの文化が光の文化に変わるのを見せてくださるでしょう。
 弱くても神の子どもとしての誇りを持ち、足りなくても伝道者の確信を持って、残りの生涯を堂々と歩みましょう。神様がそのスタートとなるターニングポイントを用意しておられるので、見つけて新しい人生をはじめ、勝利のあかしが日々与えられる、前方だけ見て進んで行くクリスチャンになりましょう。