日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
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メッセージ要約版

2012年2月19日

恐怖に勝とう(ルカ8:22-25)
 人は不安をおぼえ、恐怖を感じると、そのあと、止められない暗い穴に陥ってしまうようになります。そうなると、なにか選択するのも正しくできず、考えも良い方向に向かうことはありません。今日の聖書箇所から、心の中にいつも平安を保ち、不安や恐怖の力に勝つ秘訣を教えられ、勝利の人生を歩むようになりましょう。
 今日の箇所では、弟子たちがイエス様といっしょに船で湖を渡ろうとしたときに、急に突風がふいて、船が沈みそうになり、不安と恐怖に襲われた姿が出てきます。寝ておられたイエス様を起こして、死にそうだと訴えたところ、イエス様が風と波を叱りつけられたところ、風も波も静まりました。それを見た弟子たちは、びっくりして、いったいこの方はだれなのかと言ったのでした。ここからどのようなメッセージを握るべきでしょうか。
 まず、クリスチャンの人生にも、いくらでも危険や問題はあるということを覚えなければなりません。クリスチャンになったら、もう問題も起きなくなるという、まちがった期待を持っている人が多くいます。しかし、今日の箇所だけではなく、聖書は、たとえクリスチャンであっても、危険や危機に出会うと教えています。今日、船に乗っていた弟子たちは、ほとんど漁師なので、船で湖を渡れるかどうか判断することはプロでした。ところが、その予想とはまったくちがって、思ってもいない突風が吹いてきたのです。私たちの人生の歩みの中には、このように予想もできず、計算もできない突然の事件や問題、危機が襲うことがあります。そのような突然のできごとの前で、弟子たちは、不安と恐怖にふるえましたが、クリスチャンは、十分に打ち勝てることを覚えましょう。
 なぜなら、クリスチャンの私たちが不安や恐怖を覚えるのは、決して目の前に起きている問題、危機が理由だからではないからです。一般的に、今日の箇所のように嵐が来たとき、嵐が不安、恐怖の理由だと思っていますが、それはクリスチャンには理由ではありません。クリスチャンにとって本当の理由は「イエス様がだれなのかを正しくわかっていなかった」ことです。弟子たちが、風と波を叱り静められたイエス様を見て、「この方はどういう方なのだろう」と言ったように、クリスチャンが自分が信じているイエス様がどういう方なのか分かっていないのが、不安と恐怖の本当の理由です。イエス様を信じる前のいろいろな考えが脳の中に入っていると、信仰の祝福を味わうことができません。そうなると、自分の環境や問題より、イエス様のほうが大きいことが分からなくなります。イエスはキリストであり、神様ご自身です。その方がともにおられるので、どんな問題でも問題になりません。どんな環境、問題の中でもイエス様がなさることを見れば良いだけなのです。いまは、聖霊をとおして勝利のイエス・キリストが私たちの中におられ、ぜったいに離れることはないと言われています。どんなときもいっしょにおられるので、不安、恐怖をおぼえる必要がないのです。
 イエス様がだれかわかり、その方がいつもともにおられると分かるなら、その祝福を積極的に味わうのがクリスチャンの生活です。イエス様がともにおられる祝福がどれほど大きいのかを覚えるようにしましょう。ローマ8:2にあるように二度と滅びないように、罪と死の原理から解放されました。ヨハネ5:24には、死からいのちに移っていると言われています。ヨハネ10:29には、だれも神様の御手から引き離す者はいないと言われ、ローマ8:31-39には、神の愛から引き離すことはできないと言われています。Iコリント3:16には、聖霊が内におられる神殿となっていると言われています。ローマ8:15にあるように恐怖の霊ではなく喜び、希望の霊である聖霊がともにおられるようになったと言われています。ですから、積極的にその祝福を味わえばよいのです。使徒1:6-8で他のことは知らなくても良いと言われ、使徒1:8でただ聖霊が臨まれると力を受けると約束してくださったので、聖霊充満を求め、伝道に方向を定めて、使徒1:14のように祈りに専念すればよいのです。そうすれば、証人の人生を歩むようになります。
 これからは、どんな問題でも、すべて祝福、恵みであり、チャンスであると告白しましょう。そのときにサタンの力が崩れます。世の価値観は参考にするだけで、すべては終わったので、聖霊充満を求め、神様のみわざと働きを待ちましょう。そして、その働きに従っていくだけでよいのです。イエス様は世にはない平安を与えてくださいました。それを味わうようにお祈りします。