日曜メッセージ要約版

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メッセージ要約版

2012年3月4日

信仰が治した(ルカ8:43-48)
 自分が本当に幸いな者だと心から分かって告白できるなら、次からが変わるようになります。残念ながら、すでに幸せであるはずのクリスチャンがいろいろなことに惑わされて、自分が幸いであると告白できないことがあります。今日の聖書から、幸せについて揺らぐことのない答えを持つようにしましょう。
 今日の聖書には、12年間、不治の病と言われていた長血をわずらっていた女の人が、イエス様の着物のふさをさわっていやされた場面です。ここから神様はどんなメッセージを私たちにくださるのでしょうか。
 第一に、女の人が着物のふさをさわっただけでいやされたのは、イエスはキリストだということです。神様は人間を幸いな存在として創造されたので、人間はすべての被造物を通して神様の栄光を表して生きる、最高の存在でした。ところが、その人間が神様を拒否する罪を犯してしまい、神様を離れ、サタンにつかまってしまいました。それゆえ、人間は自分が不幸な人生を送るしかなくなったのです。この問題は世の中のなにによっても解決しない、運命的な問題なのです。人間からは助かる道がないので、神様がその問題を解決するために罪のないメシヤを送ると約束してくださいました。それが、創世記3章15節の女の子孫です。その方が来られると、人間の問題を根本から解決してくださって、人間を幸せな神の子どもに取り戻してくださいます。そのメシヤ、キリストがイエス様なのです。その証拠で、女の人は着物のふさを触っただけでいやされたのでした。
 私たちにも、人生のいろいろな悩み、苦しみがありますが、それを通してイエスはキリストであると心から信じて告白するようになるのが神様の願いです。すべてのことを解決されたキリストです。問題は問題ではなく、イエスがキリストだと分かっているかどうかが問題なのです。
 それから、2つの目のメッセージは、多くの人がイエス様の回りにいたのに、この女の人にだけイエス様の力が出て行きました。それで、イエス様は「あなたの信仰が治した」と言われました。人間の基準では、良いこと、悪いこと、幸せ、不幸があるのですが、「義人は信仰によって生きる」ということがメッセージです。不治の病の人が不幸で、健康な人が幸せだという考えがあるかもしれませんが、そうではなく、本当の祝福の鍵は信仰です。イエスがキリストであるという信仰があったのは、この女の人だけだったので、この女の人が幸せな人なのです。イエスがキリストであることを信じないことが不幸です。地位、才能、善良さ、健康が幸せの鍵ではなく、基準は信仰、ただ一つだけです。信じることができるなら、天の扉が開かれる最高に幸せな存在なのです。自分はなにが幸せだと思っているのかを考えて、イエスがキリストだと告白することが幸せなのだと確認しましょう。
 イエスがキリストだと知って信じることが幸せの基準なので、人間的な不幸はかえって祝福になります。どうしたら不幸をなくすのかと考えるのではなく、最初から考え方を変えましょう。だれにも治してもらえなかったこの女の人は、それゆえに貧しい心になって自分にキリストが必要なのだと人生を考え直して、神様のあわれみを求めるようになりました。人生の歩みの中で、壁にぶつかり、どうしようもない状況にいるなら、人の力ではダメだと気づいて、霊的な世界に目を向けて、神様のあわれみを求めるきっかけになります。そのように、貧しい心、謙虚なへりくだる心を持つようになり、イエスのところに行くと休ませてもらえます。ですから、そのようなきっかけになる人生の壁は、大きな祝福になるのです。信じていない人にとっても、人間的な不幸が祝福になるのですから、信じているクリスチャンにとっては、すべての悪いことは終わっていて、すべてが益となると約束されているので、なにも問題にはなりません。信じたあとのことは、すべて祝福ですから、キリストをあがめて、たたえるようにしましょう。
 幸せ、祝福の基準をonlyイエスにしましょう。その基準で、不幸に見えることもonlyイエスに導かれる祝福だと確認して、確信しましょう。そうすれば、その次に世の中の人と違うところを目指す祝福が備えられています。世の中のいろいろな声をすべて消して、イエスはキリストであり、生きる道はイエスだけで、それを信じるか信じないが、幸せと不幸の基準であると確認し、不幸なことがあっても、かえってチャンスで祝福だと告白しましょう。onlyイエス、onlyキリストとなる祝福があるようにお祈りします。