日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
http://jremnant.net/


メッセージ要約版

2012年3月11日

さえ逃げるイエス様(ルカ8:49-56)
 世の中でいちばんおそろしい強敵は、死ではないでしょうか。どんなにお金があっても、強くて賢く、すばらしい人であっても、死の前にはひざまずき、あきらめるしかありません。すべての人が死の勢力に抑えられて生きていると言うべきでしょう。今日の聖書箇所には、死んでいた娘を生かされるイエス様が出てきます。イエス様の前では、死さえ逃げ去って行くのです。
 ですから、イエス様の前では絶望はないことをメッセージとして握りましょう。私の判断や基準、能力では絶望することがたくさんありますが、しかし、どれほど大きな問題の前でも、死さえ打ち破られるイエス様の前では絶望はありません。それゆえ、いまの自分の状態で人間的な判断で暗い思いに捕らわれる必要はありません。自分自身に対しても、他の人に対してもそのような目で見るようにしましょう。イエス様はキリストであり、神様ご自身ですから、イエス様の前で希望に変えられないものはなにひとつないのです。どんな状況でも、イエス様を信じれば絶望は終わります。
 本当の絶望とは、この信仰がないことなのです。状況も障害も問題ではなく、イエス様を信じる信仰が欠けることが絶望で、それ以上はないのです。イエスがキリストだと知らないことが絶望ですから、知っている私たちには知らせる責任があります。全人類が、いろいろな差はあっても、状況に屈服してしまい、そこで希望や絶望を判断していますが、そこから完全に脱してしまいましょう。イエス様を正しく知り、信じるか信じないかが分かれ目になるのです。今日の聖書に出てくる人々は、イエス様のことを正しく知らなかったので、状況に屈服して泣いて悲しみにとらわれ、イエス様をあざ笑っていました。どんなときでも勝利する、最高の武器であり、希望の勝利のカギは、イエス様を信じる信仰ですが、その信仰がないと、絶望となってしまうのです。クリスチャンの場合、もし絶望にとらわれそうになる状況に出会うとしたら、イエス・キリストを信じる信仰を回復しなさいという神様のサインです。イエス様を握ると、状況はかわらなくても、神の国は進んでいきます。今日のメッセージを心にとめ、古いものを捨て、不信仰にならないようにしましょう。
 いま、自分が信じているイエス様が、そのイエス様であることをしっかりと知りましょう。イエス様を信じている私たちは、状況や気持ちがどうであっても、死からいのちに移っている者で(ヨハネ5:24)、死んでいたところから恵みによってキリストとともに生かされている者です(エペソ2:1-2)、イエス様を信じると、暗やみの力とは関係なくなり、光の中を歩く者になります(Iペテロ2:9)。死と罪の原理から解放されているのです(ローマ8:2)。悪い不幸はいっさいありません。光と暗やみ、いのちと死はいっしょにいることはできないからです。イエス様を信じている者は、いのち、つまり天の御国が与えられている幸いな者なのです。聖霊がともにおられる神殿とも呼ばれ、信じた瞬間から、すべてが変えられています。天の御国を所有していて、地獄とは関係ない者とされています。すばらしく祝福された者ですから、その事実をはっきりと告白して、感謝し、喜びましょう。そして、いのちの祝福と力が現れるように、いのちの祝福と力に思いを集めて集中しましょう。聖霊がともにおられること、天の御国があることを一番大きくとりあげて、そこに集中していきましょう。自分はいのちがあり、聖霊がともにおられ、天の御国が臨んでいるとうことだけにこだわって、すてきな人になりましょう。あとの結果は、時刻表に従って、世の中ではまねできない暗やみが崩れて、神の国が臨むようになります。これが、私たちの目標です。
 人を見るとき、また、自分や自分の状況を見るとき、人間の基準で勝手に判断せず、イエス様がおられるので、すべて祝福であると見るようにしましょう。イエス様を忘れるのが絶望なので、絶対にイエス様を忘れないようにしましょう。一番大切なのは、イエス様を信じる信仰だと、大事にしましょう。サタンはイエスさまを 忘れさせようとだまして攻撃して来ますから、不安やおそれがあっても、イエスの御名によってしりぞけて、御名で戦いましょう。イエス様を信じる私には悪い事はなく、すべて希望であると告白して、希望の祈りを味わうようになることをお祈りします。