日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
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メッセージ要約版

2012年3月18日

私たちを通してこの世を(ルカ9:1-6)
 イエス様は、多くの病んでいる人をいやされました。悪霊につかれた人もいやし、12年間、長血をわずらっていた女の人もいやし、すでに死んでいた娘も生かされました。そして、今日の聖書箇所では、弟子たちに悪霊を追い出す権威と、病をいやす力を授けてあちこちに遣わされたところ、イエス様と同じことが弟子たちを通しても起きたことが書かれています。そこから、今日、私たちが握るべきメッセージを見ましょう。
 神様は信徒を通して、この世をいやされるお方です。この世の人々は、たましいが死んでいて、根本的に病んでいます。その証拠で、神様のことをまったく知らず、霊的なことに無感覚で生きていて、本能的に神様を信じずに否定する方向に向かいます。すべての中心であるたましいが死んでいるので、すべてが病んでいくしかありません。本当の安らぎ、平安は人の心にはなく、不安だらけで、憎しみや自分を追い込むことばかりで、心も精神も病んでいるので犯罪を起こすようになります。科学や文明が発展しても、不安、ストレスは解消せず、心が苦しむので、肉体も苦しみ、人生は崩壊していきます。いまだけそうなのではなく、未来に対しても不安だらけです。
 このように人の問題は、たましいが死んでいるからですが、それは、神様とともにいて祝福されて、神様を信じることによって生きるべき人間が神様から離れたことに原因があります。魚が水から出たように、苦しむしかないのです。目に見えない悪魔(サタン)にだまされて、罪を犯して神様から離れてしまい、霊的問題に捕らわれて生きていくしかなくなったのです。この問題は人間では解決できないので、神様がキリストを送ってくださり、すべての罪、のろいを身代わりに受けて罰せられて、悪魔のしわざを打ちこわし勝利して、再び神様とともにいる道を開いてくださいました。そのキリストがイエス様なので、その証拠で、イエス様は病人をいやすことができたのです。
 この世のものではいやすことができない人間の問題を、根底からいやすために来られたのがキリストで、イエス様がそのキリストです。この福音によって、人々はいやされるのです。人の考えや自分の考えではなく、「みことばによって」いやされます。それで、イエス様はイエス・キリストの福音がなにか分かって、みことばを聞いて心に留める信徒を通して、この世をいやすことを願っておられるのです。人間的にどうであっても、イエス・キリストを信じた信徒は、福音とみことばを持っているので、世の中でだれよりも重要な存在です。自分がそのように貴重で重要な存在であることを認めて、宣言しましょう。
 そして、病んでいるこの世をいやす働きは、他のこととは比べることができない最高の価値ある働きです。弟子たちに、なにも持たずに行きなさいと言われましたが、それは神様がこの働きをする人のすべての責任を持ってくださるということです。それほど尊い働きなので、イエス様がすべてを保証してくださるのです。病んでいる世の中をいやせる唯一の薬を持っているということです。自分の生きる理由はなにか、自分に問いかけてみて、この最高に価値ある働きが生きる理由になっているかどうか考えてみましょう。この働きをする信徒は、だれよりも貴重な存在であり、この世にかならず必要な尊い存在です。自分がそのように尊い存在であることを認め、自分のメインとサブはなにかをよく考えてみましょう。自分の仕事、家庭、知識、才能は、最高に価値ある福音宣教の働きのための道具にすぎないと整理しましょう。
 イエス様はなにもできない弟子たちを読んで、悪霊を追い出し、病気をいやす権威と力を授けられました。このように最高に価値ある働きをするのに、信徒の条件も能力もまったく関係ありません。その働きができるように、イエス様が権威を与えてくださいました。感謝とともに負担も言い訳もなく、自分の力でするのではないので、聖霊の満たしを求めましょう。自分に与えられた権威と力を存分に使いましょう。
自分のまわりの人が福音のいやしが必要な人だと心に留めて祈りましょう。そして、聖霊の満たしの約束の中に深く入り、自分のすべてを満たしてくださいと祈りましょう。この世をいやす祝福が証拠として現れるようになることをお祈りします。