日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
http://jremnant.net/


メッセージ要約版

2012年4月29日

無能からの脱出(ルカ9:37-43)
 レムナント教会に集っているみなさんは、ひとりひとりが本当に尊い存在で、神様がこの教会にくださった約束である@47都道府県に弟子を探して地教会を立て、A千の大学の前に学舎をたてて、大学宣教の土台を作り、BRUTCを立ててレムナント運動を行い、C世の方法ではできないいやしをして、人を生かす治癒院を立てるために、祝福され、導かれていることを覚えましょう。その計画の中で礼拝をささげていますが、今の姿を見ると、自分は無能で不可能であるかのように見えるかもしれません。しかし、神様は私たちの無能さを問題視されません。神様の計画は、神様の力で成されることで、私たちのなにかによって左右されるものではないからです。神様が気にしておられるのは、ただ「信仰」があるかどうかということだけです。
 今日の聖書では、変化の山から下りてこられたイエス様の前に、悪霊につかれた息子の父親がやってきて、弟子では悪霊が追い出せなかったと言います。そのとき、イエス様は弟子たちの無能さを叱られたのではなく、信仰がないことを言われました。同じできごとが他の福音書に書かれていますが、そこでは「祈りによらなければできない」と言われています。それは、私たちが一生懸命に祈ったらできるということではなく、神様の力、キリストの力以外ではできないということを言われたのでした。このときに弟子たちになかったものはなんだったのでしょうか。
 弟子たちは、イエス様を見ていたのにもかかわらず、イエス様について正しく知りませんでした。悪魔のしわざをすべて勝利された唯一のまことの王だと分かっていなかったのです。イエス様がどういう方なのか、正しく分かったときに、神様の力は与えられます。クリスチャンの無能さは、他の理由ではなく、イエス様がどういう方なのか、正しく理解できていないからなのです。自分自身、環境、背景などは理由ではないと知り、イエス様を正しく知るようにしましょう。イエス様はキリストです。どんなことでも解決できない霊的問題を、一度に、完ぺきに、完全に解決され、悪魔の頭を踏み砕かれた王、罪によるのろいの運命につかまっていたのですが、罪を完全にきよめ、解放してくださった祭司、いのちを失い、死んでいた者が信じるだけで創造の神様と出会い、永遠にともにいるようにしてくださる預言者なのです。イエスはキリストであり、それしか答えがないと分かるなら、なにも問題にならず、言い訳もいりません。行くところで当然、悪霊が追い出されるようになります。
 また、弟子たちは、イエス・キリストにあって自分がどのような存在なのかを分かっていませんでした。問題を見るのではなく、問題の前にいる自分を新しく発見すると、自分を変えようと努力しなくても、自然に自分も変わり、問題も崩れていくようになります。無能さをなくそうと努力する必要はありません。すべてはもう「新しくなっている」ので、イエス様がどういう方か分かると、その方を信じている自分がどういう者なのかが分かるようになります。神様がともにおられる神の神殿になっているということが本当に分かると、がんばらなくても、神様の力が現れるようになります。自分を正しく発見すれば、いやされるようになります。新しく変えられていることを発見して、権威が回復していることを知りましょう。また、最後の日まで保証されている安全な人生だと発見しましょう。不安を根底にして出てくる、比較、優越感、劣等感、被害意識はいりません。
 このようにイエス様を正しく知って、自分を新しく発見すると、この世のことを正しく分かるようになって、無能さから解放されるようになります。この世の中は、創世記3章の悪魔のしわざに捕まって、少しよくなるようでも、結局は滅びるしかないところです。世の中は、イエス様の福音が絶対に必要なところなのだと心からわかれば、人生の方向や理由が分かり、神様に方向を定めるので、神様からの力が現れるようになって、無能さは崩れ去ります。
 イエス様を正しく知り、自分を新しく発見して、世の中を正しく見ることができるなら、他のことではなく「ただ」聖霊の満たしで力を受けるという約束だけに集中しましょう。聖霊の力で、初代教会は世界をひっくりかえしました。私たちも1日に10分だけメッセージを黙想するだけで、無能さを脱出する答えを受けるようになるでしょう。