日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
http://jremnant.net/

2012年5月13日

最高の豊かさ、最高の余裕(ルカ9:49-56)

今日の聖書は、弟子たちが、だれがいちばん偉いのかを言い争ったあと、自分たちの仲間なのかどうか、自分たちを受け入れてくれるかどうかということで、いろいろ意見を言ったのに対して、イエス様が叱られた場面です。イエス様は、弟子たちが他人の反応にそれほど敏感になっていることに対して、それは他の人の問題ではなく、弟子たちの心がそれを乗り越えられないほど貧しいことだと怒られたのです。キリストであるイエス様がともにおられるのなら、他の人がどのように反応しても関係なく、宝の宝を持っていることなので、自分は満足で、十分だから幸せだと喜んでいるはずです。他の人の反応に引っぱられていることは、イエス様がともにおられる価値を分かっていないことだと言われているのです。私たちも、内側が弱いときに、内的劣等感による外的優越感を持とうと自分を飾ったり、なにかで包んで自分をごまかそうとするのですが、それでは、他の人の言葉や態度に引っぱられてしまうだけです。どんなことがあっても、越えて行くことができる、内側が豊かで余裕のあるクリスチャンになるようにしましょう。 　そのためには、まず、私のために十字架死んでよみがえられたイエス様が、最高の価値があることを知りましょう。私とともにおられるイエス様はキリストです。なににも比べることができない最高の宝です。どんなに良いものであっても、神様に出会い、罪をゆるされ、サタンに勝てるものはありません。ただ一つ、キリストだけしかできないのです。ですから、イエス様は最高の宝なのです。イエスがキリストであり、最高の宝であることが分かるようにしてくださいと祈ってみましょう。 　イエスがキリストということは、だれにも左右されない絶対的な価値であるとわかると、そのイエス・キリストを信じて受け入れた自分が最高に豊かで、貴重で幸せな者だと分かるようになります。だれからも認められなくても、イエス様で十分なので、気にする必要はないのです。自分の内側が健康でないときに、他の人のことや結果が気になります。キリストによって、すべての問題はすでにきれいに解決されています。天にあるすべての霊的祝福を受けていて、不幸に思うことは、なにひとつありません。パウロが言ったように、どんな境遇の中でも奪われることのないイエスによってどんなことでもできる豊かな者であり、ダビデが告白したように、死の陰の谷を歩んでいても、奪われることはない心の豊かさがあるので、乏しいことはない者なのです。神の子の身分をもらっているので、天使に命じて動員することもでき、行くところごとに天の御国が臨むようになっています。神様が義と認められた宝の人生になっているのです。イエス様によって自分は十分に価値がある者で、豊かな者であると確認しましょう。 　そして、私を豊かにしてくださった、宝のキリストを人に分け与える歩みになりましょう。神様がクリスチャンに望んでおられるのは、神様が与えてくださったことを認めて喜ぶことです。その力を持っていると、まわりがどうであっても引っぱられることのない絶対的に豊かな者となって、人を乗り越えて、他の人々を助けることができます。 すなおに自分のレベルに合わせて、時間を設けて、条件なしでイエス様によって幸せになる時間を持ちましょう。イエス様の豊かさばかりを考えて、イエス様だけで十分に豊かな人生であるという結論を出すようにしましょう。そうすれば、他の人の反応には鈍感になり、どうしたら他の人を助けられるかということをテーマにするようになるでしょう。豊かさの鍵は聖霊の力です。神様の力より大きいものはないので、聖霊の力によってなにも気にせず乗り越えられるようになります。聖霊に満たされ、力が現れるように集中するようになりましょう。イエス様が最高の宝であると気づき、自分がどれほど豊かで富んでいる者であるかと気づいて、本当の余裕を持って人を助けることができるようになることをお祈りします。