日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
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メッセージ要約版

2012年5月27日

現場勝利の秘密(ルカ10:1-16)
 先週見たように、イエスがキリストと信じた者は、神様からの唯一の救いの道と答えをもらったので、なにがあってもイエスがキリストだという信仰告白をする絶対的な信仰を持ち、どんなことがあってもキリストに先立つ問題は存在しないので、キリストを優先する信仰で、イエス様を信じる全幅的な信仰を持つようにしましょう。そうすれば、結論として、私たちが行くところ、どこでも現場は必ず変わるようになります。今日の聖書箇所では、イエス様が弟子たちを現場に送りだされる場面ですが、そこから、キリストによっていのちの祝福を持つ人が行く現場はかならず変わるという約束を見ることができます。私の救いは、かならず現場の祝福とセットで与えられています。ですから、教会で恵みを受けるので終わるのではなく、その祝福が現場もかならず変えるという約束を信じるようにしましょう。
 そのために、まず私たちは、神様が私たちを通して現場で救いのみわざをなさろうとしているということをしっかりと心に刻み、自分の意識を改革しましょう。現場には、飢え渇いて人生の答えがなくさまよっているたましいが、たくさん用意されています。人々は、本当の姿をなにかで覆い隠していますが、どうしようもなく苦しんでいるのです。その人々に必要なのは、神様に出会うことであり、福音、神様の光が必要です。その光を持って現場に入って行くように、神様が私を派遣されたという意識を持つようにしましょう。それが勝利の秘訣です。なにかをするのではなく、その意識を持つだけでよいのです。神様は私たちに、自分のアイデンティティをしっかりと知り、どれほど祝福された者であるかを分かることを望んでおられます。神様によって派遣された者だという意識を回復するだけで、力がなければ神様の力が現されるようになります。イエス様が今日の聖書で、弟子70人を派遣されるときに、「ご自分のかわりに遣わされた」と書かれているように、私は神様のかわりであり、神様の理由がある存在で、私がいる現場は、神様の理由があるということです。尊い神様の目的のために、現場に遣わされているということを忘れないようにしましょう。私たちがいることは、その現場に神様の救いの計画があるのです。自分は、その現場の祝福とのろいの鍵を握っているほど尊い存在なのだという自覚を持ちましょう。自分が、尊い救いのために派遣された者だということを心にどれだけ刻むかが勝利の秘訣です。
 イエス様は弟子を派遣されるときに、狼の中に小羊を送るようなものだと言われました。つまり、現場はひどいところで、戦い、争いに満ちているのですが、そこに巻き込まれてはならないということです。世は、肉的な利益で動いていて、正義はありません。そこに入って行くので、自分が伝道者であることを覚え、他の人と同じレベルで争うのではなく、すべて負けて、譲ればよくて、勝とうとする必要はないということです。神様がすべてをご存じなので、よけいな争いに巻き込まれないのが勝利の秘訣です。
 そして、福音だけをテーマにして、福音だけに集中しましょう。福音であればすべてを注ぎ、福音でなければ未練を持たなくて良いのです。よけいな話をせず、すべて福音で祝福しなさいと言われました。よけいな計算なく、福音に集中していれば、神様が福音を語る機会を与えてくださるようになります。
 現場に派遣されている者であるという意識をしっかりと持ち、自分がどれほど尊い存在なのか自覚して、よけいな戦いや争いに巻き込まれることなく、福音中心にして、毎週の礼拝のあと、そして、毎日、自分で派遣式をして現場に向かいましょう。そして、現場に派遣されている者だという思いで、暗やみが砕かれ、神様の願いが成就するように、現場での祈りを回復しましょう。かならず現場が変わり、その現場の主役となるでしょう。