日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
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メッセージ要約版

2012年6月3日

幸いな人(ルカ10:17-24)
 最近、あまり喜べることはない暗い雰囲気がありますが、クリスチャンはそのような雰囲気に流されることなく、いつも喜ぶことができる存在です。変わることがない本当の喜びがなにかを正しく理解して、喜びを回復し、その力で勝利の人生を歩むようにしましょう。
 今日の聖書では、現場に遣わされた70人の弟子たちが帰って来て、福音を伝えたら、悪霊も服従したと喜んで報告したときに、イエス様が、悪霊が服従するからではなく、あなたがたの名前が天に書きしるされていることを喜びなさいと、根本的な喜びを語られました。そして、そのあと、イエス様ご自身が本当に喜びにあふれて感謝をささげられ、弟子たちに向かって、本当に幸いな人であると言われたのでした。
 イエス様にとって喜びは、人がイエス様を信じることです。悪霊が服従するという結果より、人間がイエス様を信じることがイエス様にとってはなによりも喜びなのです。いま、自分がなにかうまくいかないとか、無能だとかいう思いで暗くなっているなら、まず神様がイエス様を信じている私のことを喜んでおられるということを覚えましょう。イエス様の喜びの基準を自分の喜びの基準とするとき、すべてに巻き込まれず勝利するようになります。イエス様を信じて、御国に名前が書きしるされていることより大きな祝福はないので、それによっていつでも喜ぶことができるのです。なにか実を結ぶよりさきに、この喜びを回復しましょう。
 なぜイエス様を信じることが喜びになるのでしょうか。それは、イエス様は唯一キリストだからです。旧約時代は、このキリストが来られていないので、なにをしてもすべてがダメでした。しばらく平和や祝福が現れるとしても、結局は真っ暗になってしまうくり返しだったというのが旧約の歴史です。罪を犯し、サタンに捕らわれて、神様から離れたことは、どれほど恐ろしく希望がないかということの証拠を旧約で見ることができます。ただキリスト(メシヤ)にしか希望はないということです。滅びの運命、サタンの力を完全に打ちこわして神様に会える道である、唯一の希望がキリストで、イエス様がそのキリストなのです。ですから、イエス様は絶対的な希望であり、イエス様を信じると、すべてが一挙に解決するようになります。世のどんなこともできないことですから、自分の足りなさで否定的に思う必要はありません。唯一キリストだけしかなく、そのキリストがイエス様なので、イエス様を信じることは喜びなのです。
 そして、イエス様を信じる人は、最高の祝福を受けるようになります。これがイエス様の喜びです。死と罪の原理から解放され、神様ご自身が住まいとして内におられるようになり、天にあるすべての霊的祝福を受けるようになりました。そして、天国まで神様が完ぺきにすべて導かれます。天国の保証として、いのちの書に名前を書き記してくださったのです。ですから、イエス様を信じる人は、本当に幸いな人です。そして、イエス様が喜んでくださる、神様の喜びの対象なのです。自分が最高に幸せな人だと確認しましょう。そして、イエス様が喜ばれているので、自分もイエス様を信じていることを喜びにしましょう。
そうすれば、その人がいる現場は当然、変わるようになります。この確信を持つようにしましょう。イエス様を信じることと、現場の変化はセットにしてもらっている祝福です。イエス様の権威が与えられているので、当然、現場は変わるようになっているのです。イエス様を信じることは大きな喜びだと、ほかのなにかで奪われないように守り、それで現場を見ましょう。現場は暗やみの力が掌握しているところです。サタンが本物の神様と反対に行くように人々の心をとらえています。この暗やみの力を打ち砕き、勝利する権威が私には与えられているということを覚え、神の国が臨むことを疑わずに信じて祈りましょう。そうすれば、現場の祈りをするようになるでしょう。現場に派遣されている者であるという意識と、現場のために祈るようにしましょう。
 なにがあっても奪われることがないイエス様を信じる喜びを持って、私は幸いな者だという告白とともに、現場で権威を使う、実際的な祈りが始まれば、弟子たちが見たように現場でのわざが私たちにも起きるようになるでしょう。