日曜メッセージ要約版

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メッセージ要約版

2012年6月24日

スタートから違う祈り(ルカ11:1-13)
 今日の聖書箇所では、イエス様の弟子たちが、イエス様に「ヨハネが弟子に祈りを教えたように、自分たちにも祈りを教えてください」と言ったことに対して答えられた場面です。イエス様は弟子たちが、まわりを意識して、比較しながら、祈りを方法論として教えてくださいと言ったので、その質問の仕方はおかしいと教えられたのでした。なぜなら、イエス様とともにいる弟子たちは、ヨハネの弟子や宗教人のような祈りは不要であり、祈る前にそのスタートがまったく違うということを知るべきだからです。私たちも、イエス様を信じて、イエス様とともにいるクリスチャンとして、祈りのスタートは、他の宗教の人たちとはまったく違うことを確認しましょう。
 まず、イエス様を救い主として信じて受け入れて従っているなら、イエス様がどういう方かを考えることがスタートです。イエス様を知らずに祈るなら、それは祈りではありません。ですから、イエス様を知るまでの祈りの概念は、すべて捨て去りましょう。そのように、イエス様を知る前の祈りは祈りではないと否定することからスタートして、ともにおられるイエス様がどんな方なのかを考えるようにしましょう。
 ともにおられるイエス様はキリストです。イエスがキリストであることを告白して、考えることからスタートしましょう。神様から離れてさまよって答えがない人間が、神様と出会える唯一の道である、「まことの預言者」です。また、偽物の王であるサタンが、世の風習、宗教を捕えて人々を滅ぼしているのですが、その悪魔のしわざを打ちこわし、悪魔の頭を踏み砕かれた「まことの王」です。そして、絶対に赦されることがない罪を持ち、罪の結果、地獄に行くしかないのろいの運命に捕らわれていたのですが、そこから解放するために、身代わりに十字架で死んであがなってくださった「まことの祭司」です。私たち人間の問題は、絶対に人間では根本的に解決できないので、罪を犯したとたん、神様がまことの預言者、まことの王、まことの祭司であるキリストを送って解決すると約束してくださいました。このキリストがイエス様です。これが分かるなら、自分の人生の解答はイエス様だけになり、すべての問題の解決者であると理解できるようになります。このイエス様のことを、なによりも先に考えましょう。
 そして、そのイエス様がともにおられる自分がだれかを確認して、確信しましょう。これがスタートです。イエスがキリストなので、自分がどうであってもまったく関係なく、すべての滅びののろいから完全に解放された、新しい被造物であり、すべての問題はすでに解決されていて、ただ恵みしかありません。聖霊が内住しておられる、神様の住まいとなっているのです。神様がともにおられるので、いま、私は天国を所有している者で、地獄の運命とはまったく関係がありません。神の子どもとして、神様のことを「お父さん」と呼べるのです。親子の関係なので、神様は父親としてめんどうをみてくださいます。
  神の子どもですから、神様に祈ることができる資格があり、神様は、当然、答えてくださいます。身分、状態がそのようになっていることを深く考えて感謝することがスタートです。そうすれば、自分がすでに幸せな者だと分かるようになるでしょう。祈りは、信じる者に与えられたすばらしいプレゼントであり、味わうことだということを知り、祈る前に祈りの答えの確信を持つようにしましょう。
 イエス様のことを考えて、自分が幸せな者であり、答えられて当然とわかるなら、祈りの内容は変わります。良いものを与えると言われたように、良いものは聖霊の働きですから、当たり前のこととして、神の国を祈るようになるでしょう。それ以外に求めることはないと確認して、感動をもって祈るようになるでしょう。そのように神の国を求めると、自分自身には聖霊の満たしを求めるようになります。これが祈りです。
まず、方法論ではなく、祈るときに、すべてを考える前に「聖餐の告白」を必ずするようにしましょう。そして、自分の幸せな身分と確認するのを優先しましょう。答えは当然に与えられるので、希望を持って祈り、答えの確信を持つようにしましょう。そして、聖霊の満たしを祈るようにしましょう。そのように感謝の祈りをささげるようになると、現場の祈り、教会の祈りをささげるようになるでしょう。
 あなたがたは、他の人とは違うと言われたイエス様の御声を聞いて、喜びと力を持って神の国を求める一週間になることを祈ります。