日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
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メッセージ要約版

2012年7月29日

人生のテーマチェンジ(ルカ12:13-34)
 一回かぎりの人生の中で、なにがいちばん大事で大切な宝なのか、正しい答えを持ってはじめましょう。いちばん大事で大切な宝というのは、ほかのものを犠牲にしてもかまわないほどうのものだということです。それを知るには、まず人間の人生のスタートから正しく理解すべきです。
 神様は人間をほかの動物とはちがい「神のかたち」として、神様がともにいることが可能な霊的な存在として創造されました。そして、すべての祝福を与えられたのですが、悪魔の誘惑によって神様に対して罪を犯し、神様との関係が断たれてしまったのです。神様のかたちがすべて壊れた状態で生まれて生きるようになった人間は、本能的に神様を壊して汚す生き方しかできなくなっています。神様を神様としてあがめることなく、動物のかたちにしたり、人間やイデオロギーを神のようにしたりしています。そのように、神様とともにいるべきたましいが壊れてしまったので、霊的問題をわずらい、心や精神も病むようになりました。からだや家庭、人間関係もすべて破壊されて、死ぬと地獄に行くようになり、その滅びは子孫にも受け継がれていっているのです。このように神様を破壊してすべてが壊れていく運命にとらわれて生きている人間は、なにによってもここから抜け出すことはできません。どんなことがあっても、かえって神様がいらない方向に行くしかないのです。
 このような人生にいちばん大切なことは、この運命から出て、神様との関係が回復されることです。それを「いのち」と言います。いのちが宝なのです。この本物の宝のいのちを与えるために、イエス様が十字架でいのちを捨てて犠牲のいけにえとなってくださり、三日目によみがえられたのです。イエス・キリスト以外にはいのちの祝福はありません。
 いのちがいちばん大切なので、イエスしかないことを語っておられたときに、今日の聖書箇所では、ある人が急に遺産相続のことを質問したのです。頭の中が遺産のことでいっぱいだったので、いのちのメッセージが聞こえなかったのでした。それで、イエス様は「貪欲に気をつけなさい」と言われたのです。そして、弟子たちに、神様を知らない異邦人と違ってどれほど弟子たちが貴重であるかと語られ、神様を知らない人のような生き方から脱して、尊い者として神の国とその義を求めることをテーマにしなさいと言われたのでした。
 クリスチャンの問題は、自分がどれほど尊い存在なのかが分かっていず、人生のテーマが変わっていないことです。いま自分はなにをテーマにしているのかと考えてみましょう。そして、世の中の人々の人生のテーマから抜け出しましょう。イエスをキリストと信じると、次元が違う尊い者で、神様と出会い、神様が責任を持ってくださっているので、信じていない人がこだわるようなことはテーマではないのです。悩むからといって、うまくいくわけではなく、それらはすべて神様の御手にあるのですから、神様がなさいます。そして、神の子として新しい人生のテーマを握りましょう。そうすれば、問題だと思う99%は問題ではないと分かるようになるでしょう。神の子どもは「神の国」をテーマにしましょう。肉のテーマから、霊的なテーマに変えて、神様の栄光が現れるように、みこころがなされること、いのちの祝福が全世界に伝えられることをテーマとしましょう。
 イエス様は40日間神の国のことを語られて、そのあと弟子たちが国の解放のことを尋ねたときに、それはテーマにすべきことではないと、「あなたがたは知らなくてもよい」と言われました。救われた祝福の神の子は、御国が臨んでいて、いのちを持つ者ですから、神の国をテーマにすればよいということです。
 テーマの順序を変えるために、まず、まっさきにいのちの祝福を思い出し、感謝して、いのちがあるから満足ですと告白しましょう。そして、そのいのちの祝福をどのように味わうかをテーマにして、未信者と同じテーマをすべて変えてしまいましょう。そして、いのちの祝福をどうすれば伝えられるのかを考えましょう。神様の前に正直に告白していると、神様が悩みのテーマも変えていやしてくださいます。ガラテヤ2:20にあるように、以前のテーマは十字架とともに終わりました。礼拝を回復して、みことばからみこころはなにかを聞いていきましょう。メッセージを聞くときに、神様がなにを語ろうとしておられるのかを聞く姿勢を持ちましょう。目の前にある困難や悩みは、テーマを変えなさいというサインだと受け止めて、具体的な祝福をうけていきましょう。イエスを受け入れた者にあるまことの解放、余裕、豊かさを味わう一週間になることを祈ります。