日曜メッセージ要約版

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メッセージ要約版

2012年9月2日

地上最高のできごと(ルカ13:10-17)
 どんなにいっしょけんめいに努力して、がんばっても、向かう方向が間違っているなら、最終的な結果はむなしいことになってしまいます。努力することも、計画も大切なのですが、まずなにに向かっているのか正しい方向であるかどうかが重要です。そのためには、人生でなにがいちばん重要かを把握しなければなりません。地球上でいちばん大事なことはなにかを知らずにどんなにがんばっても、人生はうまくいきません。
 今日の聖書箇所では、18年もの間、悪霊に苦しめられていた女の人をイエス様が解放させられたとき、その日が安息日だったということで、会堂管理者が批判したことが出ています。会堂管理者は、自分なりのルールを守って正しいことをしていると思っていたのですが、イエス様はたましいの救いという大事なことを逃していることを指摘されたのでした。会堂管理者の問題は、霊的な事実を知らないことでした。自分の目に見えることがすべてだと思っていたのです。しかし、地球や人生の根幹を形成しているのは霊的な事実です。それを知らないなら、どんなにがんばっても最終的にはおろかな人生となり、かえって福音を邪魔するようになってしまいます。
 霊的な事実として知らなければならないことは、この世を創造された神様がおられるということです。そして、神様は人間だけを特別に霊的な存在としてお造りになりました。霊的なたましいのある存在で、創造主の神様と交わり、疎通することができたのです。この霊的な事実が根幹なのに、それを知らないので、地球も人生もすべてめちゃくちゃになってしまうのです。
 そのように神様と交わることができる唯一の存在として造られた人間が、サタンという霊的な存在の誘惑にだまされて、神様との契約を破って、神様を裏切り、神様を離れてしまいました。これを罪と言います。神様を離れたとたん、サタンに支配され生きるようになったので、人生に良いことなどひとつもなくなりました。苦しいので、偶像崇拝をするしかなく、苦しみが精神的にも肉体的にもあらわれるようになり、平和も安らぎもなく、人間関係、自然環境もすべて崩れるようになっているのは、この霊的な事実があるからです。
 聖書ではすべての人が罪を犯した(ローマ3:23)と言われて、滅びの運命の中を生きていくしかなく、最後にはさばかれて滅びるだけだと書いてあります。このように罪過と罪との中で悪魔に支配されていることを「死んでいる」と聖書では語っています。生まれながら、御怒りを受けるべき子なので、どんなことがあっても、霊的な束縛からは逃れることができずに、すべての願いを達成しても疑問だらけで生きて行くしかありません。
 この霊的な事実を認めるなら、この霊的な束縛から出ることがいちばん大切なことであり、絶対的なテーマだと分かるはずです。つまり、地上最高のできごとは、たましいがサタンの手から解放されて、神様に戻ることです。そのときに、人はまことの平安と安息を味わうことができるようになります。しかし、人間は自分では解き放たれることができないので、神様がキリストを送ってくださいました。そのキリストがイエス様です。一番大切なたましいの解放と安息を与えるために来られた安息日の主人は、イエス様なのです。サタンに打ち勝ち、その手から完全に解き放ってくださる王、神様にであるいのちである預言者、すべての原因の罪を完全にきよめて解決してくださった祭司のキリストがイエス様です。
 イエス様だけが道なので、いちばん大切なことは、イエス様をキリストとして信じて受け入れることです。そのようにして、イエス様に出会い、受け入れた人は、すべての束縛から解き放たれ、安息を手に入れることができます。
 地上最高のできごとは、たましいが霊的束縛から解き放たれて神様の安息に入ることです。そのことを確認して告白して、まず、自分がキリスト・イエスにあるまことの安らぎ、祝福を優先的に味わいましょう。それを邪魔するものは、すべてうそだと捨ててしまいましょう。その祝福を味わいながら、現場で人を見ましょう。その人々に必要なのは、たましいの解放と安息だと見て、現場での祈りを回復していきましょう。