日曜メッセージ要約版

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メッセージ要約版

2012年9月16日

努力して狭い門から(ルカ13:22-30)
 多くの場合、数が多い方が選択される多数決の原理で事が進められます。それは、コミュニティーを運営して維持するためには必要なことでしょうが、多数決によっては、まことの幸せを手に入れることはできません。多数が賛同しても、それが根本的な変化には妨げになることもあります。それゆえ、今日の聖書箇所でイエス様は「努力して狭い門から入りなさい」と言われたのです。
 私たちの人生には多くの門があります。まとめてみると、まず、ヒューマニズムが大きな門になっています。人はすばらしいから、努力して磨けば神のようになるということです。また、かたちは違いますが、宗教という門もあります。これは、因果応報の思想で、人はがんばれば報われるという考えですが、ほとんど真理であるかのように人々に刻印されています。それから、律法、倫理、道徳、良心という門もあります。それで問題が解決すると多くの人はうなずきます。他に、愛情、同情という門、成功、出世という門もありますが、これらに反対する人はほとんどいません。これらの門には共通点があり、すべて人から生まれて、人が作ったことです。
 そのように多くの門がある中で、神様は「狭い門」を用意してくださいました。それが福音です。この門は神様の恵みでなければだめだということで、人の基準や流れとまったく合わないものなので、理解してもらえないことも多いのです。ただ神様の恵みで信仰が与えられた人だけがアーメンと受け入れるだけです。ゆえに狭い門だと言われるのです。しかし、この福音の門こそ、いのちを得ることができる唯一の門なのです。他にはないので、狭いと言われます。どんなに世の中で立派だと言われても、人が作った門を通っても、神様と会うことはできません。また、罪や滅びの運命は解決できず、どんなに正しく見えてもサタンを打ち破る勝利はありません。ですから、その門では人生の問題は解決せず、結局、むなしくなって苦しむしかないのです。
 いのちを得られる門は、神様に会い、罪とのろいを解決し、サタンに打ち勝つイエス・キリストだけです。イエス様だけが道であり真理であり、いのちなので(ヨハネ14:6)イエス・キリスト以外、他にこだわる必要はありません。たったひとつしかないので、それを選択しなさいということが「努力して」ということです。自分で努力してなにかをするのではなく、御名を呼ぶだけで救われることを認め、信仰によって天にあるすべての祝福を受けて、内に聖霊がおられる神殿となっていることを認めればよいのです。この地上に生きている間だけ選択できる、期限付きの選択なので、いま、だまされず、まどわされずにイエス・キリストの狭い門に入りなさいと言われています。
そのようにイエス・キリストの狭い門に入ると、そこには神の国のパーティーが用意されています。すべての罪が赦され、根本から変えられるようになります。神様の祝福が与えられ、罪と死の原理から解放されて、人生のすべての問題は終わります。地獄から天国に移され、二度と戻ることはありません。ですから、イエス・キリストを選択することを最優先するようにしましょう。
 すでにイエス・キリストの狭い門に入ったら、なにがあってもイエス・キリストをつかむことを最優先にしましょう。天の御国の民として、他の大きな流れに流されないようにして、なにがどうであっても福音を選択しましょう。そして、イエス・キリストの門に入ればあるましょう。そこには神の国があり、聖霊が永遠にともにおられ、力で働き、導いてくださいます。悪い者は打ち砕かれ、天使が動員される大いなる祝福を味わうことができます。この神の国の祝福を味わうために、自分は死んだと告白し(ガラテヤ2:20)、神の国に集中するようにしましょう。そして、その狭い門を選んだ自分を自分でほめましょう。最高の選択をしたことを誇りとしましょう。そうすれば、内側から変えられ、見る目も変わるようになります。常識や教育の大きな門ではなく、イエス・キリストの狭い門を選択して、その中にある霊的な世界、神の国の祝福に集中して、思う存分味わうようにお祈りします。