日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
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メッセージ要約版

2012年10月7日

クリスチャンの誇り(ルカ14:7-14)
 必要なことと、それをテーマにしてとらわれることは別であるという識別力を持たなければなりません。今日の聖書箇所は、パリサイ人のひとりがイエス様を食事に招いたのですが、そこに招待されたパリサイ人たちが、口では神様と言いながら、実際には神様の前には立たず、肉的にだれがえらいのかということでの席争いをしているのを見て、イエス様が戒められた場面です。社会的にえらくなることは、必要かもしれませんが、それをテーマにして、それによって泣いたり笑ったりすることは、ただ自分を高くしようとしているだけのことで、結局は、見苦しいものとなるのです。世の中の人は、そうなるのは仕方がないのですが、クリスチャンであるのに霊的な祝福がわかず、肉の争いや人間の争いをテーマにしていると、翻弄されて、祝福を逃してしまうのです。自分がなにを自慢にしているのか、なにをテーマにしているのかを考え、神様の前に立ち、霊的な祝福を味わうことを回復しましょう。
 霊的な祝福や福音の内容が分かっていないと、外見を基準に生きていくようになります。人間は、神様の前にだれも高くなることはできない罪人です。罪を犯して滅びるしかない者のために、イエス・キリストは十字架につき、愛によって救ってくださいました。これは、肉的な条件とはまったく関係ないことで、だれひとり、自分が偉いとは言えないのです。これを知って、イエスがキリストと信じて、神様からの霊的な祝福を信じるなら、肉の争いや誇りから脱皮するはずです。それがわからないと、外見を基準にするようになり、その結果、高慢になるか、落胆するかどちらかになってしまいます。神様はイエス・キリストを信じた私たちに「あなたはどうなのか」と問うて、神様の前に立つべきだと語っておられます。どんなことにもとらわれず、神様の前に立ち、神様からの本物の祝福である霊的な祝福を預かるようにしましょう。
 そのように神様の前に立ち、霊的な祝福がわかっているなら、キリストだけを誇るようになります。パウロは、人間的にすばらしいものを持っていた人ですが、キリストと出会い、霊的なことがわかったときに、それまで頼って、自慢していたことを恥ずかしく思い、キリストだけが誇りで、あとはちりあくただと告白しました。滅びの運命から出て、神の国の民となれるのは、キリストしかないからです。キリストだけを誇るようになると、ほかのことがどうなっても振り回されることがない、まことの自由な人になります。キリストだけを誇ることがないなら、サタンを喜ばすことになってしまいます。キリストだけを誇り、どんな立場であっても、天の霊的な祝福の所有者だということを忘れないようにしましょう。
 そして、霊的な祝福を持っていることでプライドを持つようにしましょう。キリストによって、神様がともにおられ、導かれます。そして、滅びや不幸とは関係なく、足りないことはまったくなく、世の中を変えて、滅びるたましいを生かす伝道の祝福が与えられているのです。人生の答えを提供できる者であり、聖霊の力が与えられます。このような霊的な祝福によるプライドを回復しましょう。神様の民は神様が放されることがない安全な民であり、神様が血をもって内に入り、ワンネスとなってともに生きてくださっている、神の神殿と呼ばれる者なのです。このようなプライドを持ち、よけいな争いに巻き込まれないようにしましょう。
 正しいか正しくないか、外見や肉の基準を越え、残りの生涯この福音を伝えるためにささげる決断をしましょう。神様は神の国を用意して待っておられます。伝道者は伝道を考えることを奪われることが最悪のことです。常に伝道を考えるようにして、伝道と福音と祈り以外は頭の中にないようになりましょう。イエス・キリストですべての問題は終わりました。ただ伝道のために生きているのです。そのために召されたので、まず霊的な祝福に集中して、その祝福で感謝するまで、考え、味わい、告白していきましょう。そうすれば、プライドになるはずです。霊的な祝福と伝道の使命がはっきりすると、そのほかのことは鈍くなります。キリストで満足するかっこいい、強いクリスチャンになることをお祈りします。