日曜メッセージ要約版

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メッセージ要約版

2012年10月21日

計算ある人生(ルカ14:25-35)
 イエス様がイエス様に従っている群衆に向かって、イエス様に従うこと、つまり弟子として生きることについて語られた場面です。イエス様に従って生きることは、失っていた本来の人間のあるべき姿を取り戻した最高の祝福の生き方です。その祝福の味を知り、いのちの実を結び、暗やみの勢力が砕かれるのを見る主人公になるために、すべて捨てて憎みなさいと言われた意味を知るようにしましょう。
 イエス様はたとえ話をされたのですが、それは、人生がなにかを正しく知って、計算を正しくしなさいということです。人生はなにかということを唯一教えているのが聖書です。聖書では、人間は創造の神様によって造られた被造物であり、特別に神様と交わり、祝福を受けることができる神のかたちに造られたと書かれています。そして、神様の祝福によってすべてを治め、神様の栄光を表しながら征服する存在です。そのために生きるのが人生なのです。しかし、その人間が、すべての祝福を投げ出し、悪魔に耳を傾けて、不信仰の罪を犯してしまいました。神様からの栄光を受けることができなくなり、堕落してしまったのです。いろいろなことがあるのですが、根本的には不幸の運命に捕らえられて生きるようになりました。このように霊的問題にとらわれているのが、人生の姿です。その中でどんなに努力しても、まことのやすらぎ、幸せは取り戻すことはできません。人生がこれだと分かると、どんなに熱心であっても、どんなに物が豊富であっても、社会のシステムが良くなっても、人生はうまくいきません。そのようなことでは、どうしようもないという計算になるのです。
 人生が正しくわかると、計算が今までとは変わり、いままで大事にしていたことは、必要であっても、幸せになる答えではないと分かるはずです。罪が赦されて神様に会い、ともにいるようになり、悪魔と滅びの運命から完ぺきに解放されるには、いままで大事にしていたことでは、まったく役立ただないという計算が出るはずです。その当然なことがわからないなら、弟子になれないと言われたのでした。
 罪が赦され、神様と出会い、悪魔の手から解放されるには、キリストしかありません。イエスがキリストですから、イエスに従うことには、どんなことも世の中にあることで引っかかることは存在しないのです。ペテロはそれが分かって、死刑宣告がされる場所でも「キリスト以外はない」と告白し、パウロも、キリスト以外はちりあくただと告白したのでした。キリストしかないという答えを出しましょう。いままで、キリスト以外に価値があると思って、自分が泣いたり笑ったりするテーマになっていることがあれば、それでは、イエス様が本文のたとえで言われたように、塔を半分しか建てられないことでしかなく、敵に対してなんの役にも立たないことだという計算をするようにしましょう。
 そのように計算して整理できるなら、イエス様にオールインする決断が出てきます。他ではなく、すべてをおろしてイエス様に従うということです。どんな理由もイエス様に従うことを邪魔するものは存在しないのです。なぜならイエスはキリストだからです。すべてを整理するようにしましょう。神様の前で「すべてのことがなくなっても、たとえ願いと反対に向かうとしても、イエス様に従って、イエス様によって生きます。イエス様だけが宝です。それ以外で影響されないように守ってください」と告白する祈りから始めましょう。ほかのことはどうなってもかまわないと、自由になりましょう。
 イエス様にオールインするときに、他のことに振り回されることなく、神の国、霊的なすばらしい祝福にオールインするようになります。そして、聖霊の導き、働きにオールインして、伝道にオールインするようになります。これが24時伝道を考えるということです。
 人生がなにか分かると、私たちに必要なのはキリストだけだとわかります。ほかにはないことを知って、計算を正しくしましょう。そして、地上のなにものにも影響されない独立した信仰者になりましょう。本当に神様の前で「キリストがおられるから、なんにも関係ありません。それでもキリスト、だからキリスト、結局キリスト」と告白するようにしましょう。そのときに暗やみが砕かれ、いやしの祝福とともに弟子としての祝福の門が開かれるようになります。その告白の祝福を味わう一週間になるようにお祈りします。