日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
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メッセージ要約版

2012年12月23日

神様に栄光を捧げよう(ルカ17:11-19)
 イエス様がサマリヤとガリラヤの境を通られていたときに、10人の不治病の人がイエス様にあわれみを求めて叫んでいました。そこで、イエス様は「祭司のところに行って見せなさい」と言われ、10人が言われたとおりに祭司のところに行くときに、自分の病気がいやされたのを知ったのです。そのとき、たったひとりだけがイエス様のところに戻ってきて、神様をほめたたえ、栄光をささげました。イエス様は戻ってきたそのひとりに「あなたの信仰があなたを救った」と言われました。それは、病気がいやされることより大切な、イエスが神様が約束された人類の救い主キリストであると、このひとりが気づいたということです。
 人間は、本来、神様に礼拝して神様に栄光をささげる存在として神様に創造されました。そのようなたましいのある「神のかたち」に造られた人間が、罪ゆえに神様の祝福から遮断され、神様を失ってしまったのです。そのように、神様を知る知識がなくなったので、人間は滅びるようになりました。神様を離れた人間は、悪魔に支配されるようになり、たましいが死んでしまい神様の御怒りを受けるようになったのです。それが、人間が抱えている根本問題であり、霊的問題なのです。このどうしようもない問題が根本にあるゆえに、人は、さまざまな苦しみや不幸をわずらうよういなりました。これが本当の問題です。
 人間が抱えているこの問題は、どんなことでも解決することはできません。愛情、健康、お金、プライド、家族、名誉、地位など、どんなことがあっても、不幸の泥沼、滅びの運命からは解放されないのです。それがわかると、神様の救いより大事なものはないという結論が出てきます。
 神様がその救いために約束してくださったのが、メシヤ、キリストです。キリストは、神様に再び出会うようにしてくださり、サタンと罪ゆえの滅びの運命から解放してくださいました。これが救いです。神様は、救い主キリストを送ると約束してくださいました。ですから、人生にとって、救い主キリストと会うことが最も重要なことであり、これ以上に重要なことはありません。そのキリストがイエス様です。不治の病であったゆえに、キリストと出会うチャンスがあったのに、10人の中で9人はただ病気のいやしを喜んだだけだったのですが、たったひとりだけが、このキリストが分かって、救われるようになったのです。どんなことよりも、キリストと出会うことが大切だということを心に刻みましょう。そして、つらさや苦しみは、イエスをキリストと発見するきっかけであることを知りましょう。イエスをキリストと発見して、自分のキリストとして告白しましょう。そのとき、神様が栄光を受けられるようになります。
 このようにイエスをキリストと気づいて告白することは、なによりも大事なことですが、その告白は、神様に選ばれた人しかできないのです。ですから、イエスがキリストと告白できることこそ、神様から祝福されたことだと感謝をささげましょう。
 今週一週間、イエス様がだれで、どういう方なのかと自分で自分に問うてみましょう。本当にイエスはキリストで、根本問題をまるごとすべて解決された唯一の方だと思っているでしょうか。そのキリストを告白するときに、神様がほめたたえられることになります。つらさ、苦しみ、不幸は傷にせず、キリストが必要と気づくためのきっかけだと整理して、よかったことだとしましょう。そして、イエスをキリストと告白したなら、どんな過去、いまがどんな状況であっても、「神様に選ばれた者」「義と認められた者」だと、自分のことを確認して確信するようにしましょう。なにがあっても関係なくイエスがキリストであると告白し、神様に栄光をささげる人生を送ると決断しましょう。毎日、すべてのことにイエスがキリストと発見して告白していきましょう。そのようなクリスチャンとしての定位置を守り新しい時代の主人公として祈りの場に立ち続けるように祈ります。