日曜メッセージ要約版

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メッセージ要約版

2013年3月10日

イエス様の涙(ルカ19:41-46)
   今日の聖書箇所には、神様であるイエス様が涙を流された場面が出てきます。私たしの涙が、このイエス様の涙の理由と同じでしょうか。今日、自分の涙の理由を神様の前に立って点検するようにしましょう。
 イエス様は、エルサレムを見て涙を流されました。神の都と呼ばれていたエルサレムは他の町とはちがって、イスラエルの歴史の象徴です。そのエルサレムが、これから崩されて、親も子も地面にたたきつけられるだろうと言って、イエス様は涙を流されたのです。そのようになる理由は、イエス・キリストが地上に来られたのに、それを知らなかったからです。それは、私たちへのメッセージでもあります。
 イスラエルは、神様が世界を救うために召された特別に祝福された民でした。神様の聖なる目的のために、特別扱いされて、その歴史に神様は干渉され、守り、導いてこられました。それが旧約聖書に書かれている内容です。いろいろなできごと、奇跡は、神様がイスラエルを通して神様の栄光を表されるためのものでした。しかし、イスラエルは、そのように特別扱いをされたのにもかかわらず、神様の前にひざまずき、あがめ、ほめたたえることはありませんでした。それだけではなく、いつも神様に背き続けきたのです。それを見て、イエス様は涙を流されたのでした。
 人間はすべての人が罪を犯した(ローマ3:23)ので、希望はありません。神様はそのように希望がない人類に、ただひとつの希望、キリストを与えてくださり、ただキリスト一点を見上げ、キリストを待ちなさいと言われました。そして、そのキリストが来られました。人類の唯一の希望がイエス様です。そのイエス・キリストを、拒むなら、人間にはまったく希望はなく、滅びるだけです。それを神様は悲しまれるのです。イエス・キリストしか希望はないので、それを拒むなら、ただ地獄しかありません。イエス様を拒んだエルサレムは、イエス様が言われたとおり神殿は崩され、キリストをまったく見ることができないところに変わってしまいました。
いちばん悲しいことは、イエス様を信じないことなのです。イエス様を信じず拒否すると、どんなに名誉、富、知識、能力、地位があっても、神の御怒りがとどまっていて、悪魔の奴隷のままで(ヨハネ8:44)、罪からの報酬の死の運命に支配され(ローマ6:23)、そこから一歩も出ることはできません。神様は人を愛しておられるので、そのような運命の中で滅びることを、とても悲しまれるのです。イエス様を拒否するなら、神様の愛がわからず、地獄の運命の中で、精神、心、肉が苦しみ、人生は虚しくなり、すべての関係が破壊され、人生が終われば永遠のさばきの地獄に行くしかなく、その運命をさらに次の世代に受け継ぐしかありません。それゆえに、イエス様は涙を流されました。自分の悲しみがイエス様の悲しみと同じなのかを考えてみましょう。
神様の悲しみを知れば、神様の恵みにより、イエスをキリストとして信じたことは、神様にとって、最高の喜びであることに気づきましょう。イエス様を信じて受け入れたら、最高の喜びがその人のものとなり、悲しみはありません。永遠のいのちである神様の聖霊が内に入ってくださって、導いてくださるので、勝利の人生を歩んで天国に行くことができます。疲れてしまわないように聖霊の力を与えられるのです。新しいイスラエル、新しいエルサレムとなって、行くところどころで人々が生かされるようになります。イエス様を信じるだけで、神様のすべての祝福が注がれ、世の中を変える主人公になるのです。イエス様を信じることが最高の喜びであることを確認しましょう。
 イエス様を基準にすべての世界が再編されました。五旬節の日に聖霊のバプテスマが与えられました。イエス様を軸に私が新しいイスラエルになり、新しいエルサレム、新しい神殿として、聖霊のバプテスマが注がれる存在になったので、世界福音化ができる条件をすべてそろえている存在になったのです。イエス様からすべて新しく出発するようにしましょう。
 イエス様によって自分は神様が喜ばれる存在になっていて、神様の栄光が表されると期待して、自信を持ちましょう。現場で滅びると知らずいる人々、よけいなことで悲しんでいる人々に、心を痛めつつイエス・キリストの福音を伝える幸いなクリスチャンになっていることを確認しましょう。そして、自分の過去の悲しみから自由になりましょう。
 イエス様を信じている幸いを喜び、すべてをイエス様によって再編して祈るように願います。