日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
http://jremnant.net/


メッセージ要約版

2013年3月17日

真の神殿(ルカ19:45-48)
  世の中でだれがいちばん幸せで貴重な存在で、安全な人生だと思っていますか。イスラエルの人々は、自分たちがいちばん幸せで貴重で、安全な民族だと自負していました。その理由が、神様から選ばれた証拠としての神殿があったからです。その神殿にイエス様が上られて、「強盗の巣にした」と怒られた場面です。
 イエス様がなぜ強盗の巣だと怒られたのか、神殿の意味を考えるとわかります。神殿は、まことの神様が住まわれるところです。人間は創造されたとき「神のかたち」として、まことの神様がともにおられる霊的な存在として造られました。肉があり同時に霊がある特別な存在でとして造られたのに、神様に対して罪を犯して神様を離れ、神様の霊が人間から去ったのです。神様に祝福されてこそ生きる人間から、神様が去られて、神のかたちが壊れてしまったので、さまざまな苦しみ、不幸をわずらうようになってしまいました。神様がない人生は幸せはなく、苦しむしかないのですが、罪によって神様に戻ることはできません。また、その罪を利用してサタンが神様に会えないように邪魔をして、しっかりとつかまえているので、人間からは解決することはできません。それで、神様のほうから会いに来てくださり、罪とサタンの問題を解決してくださって、人間とともにいる道を開くと約束してくださいました。それがメシヤ(キリスト)です。キリストを道にして、神様に会い、罪がゆるされ、サタンから解放されるようになります。キリストしか道はありません。
 そのキリストが来られるまで、キリストによって回復することを忘れないために作るようにされたのが神殿です。神殿の理由は、本物の神様と会う道であるキリストが来られるまで、キリストを覚えるためのものでした。つまり、神殿の核はキリストです。そのキリストであるイエス様が来られたのですが、その時の神殿は、本来の意味を失い、キリスト(メシヤ)が抜けているものでした。キリストを抜かして違うことをしていることは、キリストを邪魔して奪うことであり、それは、いのちや救いの祝福を奪う強盗なのです。それで、「強盗の巣」したと怒られたのでした。イエス様が怒られた神殿は、もはや真の神殿ではなく、崩れてしまったことは歴史が証明しています。
 では、いま、真の神殿はどこにあるのでしょうか。神殿とは神様がともにおられる唯一の道であるキリストがともにおられるところです。つまり、いまは建物ではなく、イエスをキリストと信じて神様がともにおられるようになった人が神殿になっているのです。キリストをお迎えしたひとりひとりが神殿になりました。ですから、いま世界でいちばん尊く貴重なのは、神様がともにおられる人です。そして、神様がともにおられる人が集まった所が真の神殿です。イエス様を信じた自分は神殿として尊い存在になっていることを確信しましょう。それによって、現場で勝利することができます。
 イエス様から新しく始めましょう。イエス様を救い主として本当に信じましょう。そして、信じて受け入れたなら、自分がどんな姿でもだまされず、貴重で幸せで安全な存在になっているという確信をもちましょう。神様が永遠にともにおられるからです。
 そして、神様は救われたひとりひとりの中に入って、いまは目に見えない宇宙的な神殿を作っておられます。自分はもうすでに天にある霊的な祝福をもらっていて、創造の力が現われる資格がある者になっていると確信して、神様が自分のまわりに神殿を建築していっておられるので、自分に関係する人々に福音を伝えることを祈っていきましょう。
イエス抜きにした誇りや傷、悲しみにとらわれる必要はもうありません。イエスを通して新しい神殿の人生がはじまりました。自分が神殿であること、次に神殿を立てていかれる神様がともにおられることを確信する一週間になることを祈ります。