日曜メッセージ要約版

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メッセージ要約版

2013年4月7日

カイザルに、また神様に(ルカ20:19-26)
  世の中は甘くなく、生きている現実はとても厳しいものです。クリスチャンが世の中で信仰生活を送ろうとすると、現実との間で葛藤を覚えるようになり、信仰を優先すると現実はおろそかになり、現実を優先すると信仰がおろそかになるように思っています。しかし、それは勘違いであると今日の聖書は語っています。信仰生活と現実生活はお互いに矛盾して対立することではないのです。
 信仰とは、神様との正しく豊かな関係のことを言いますが、神様と正しく豊かな関係を保つことができるなら、現実にすべて勝利して、その現実を通して成功の実りを結ぶことができます。これが神様が教えてくださっている本当のことです。信仰を無視して現実に向かうことはできないのです。神様への正しい信仰があれば、世界や人生の見方が変わり、まわりも変える主人公になりますが、神様への不信仰は、結局はすべて失敗に終ることを聖書の証拠を通して見ることができます。また、現実の中で神様の栄光を表して勝利したことを、これまでの歴史の中で信仰の人々を通して見ることができます。
 聖書からの証拠を少し見ると、ヨセフは、現実を見ると、家庭でのいじめ、奴隷生活、監獄など、とても厳しい現実でしたが、そこで神様との正しく豊かな関係を保つことによって、未信者のポティファルやパロ王が「神様がともにおられる」ことを見たのでした。そして、神様の計画どおり、総理の座につきました。そのあとも、7年の飢饉という厳しい現実の中で、総務としての役割を果たすために、より主を見上げ、祈りに励み、全世界に神様の栄光を表すようになったのです。モーセは、アマレクとの戦いで、山にあがって祈っているときに戦いに勝利しました。ダビデは、羊飼いという下っ端の仕事をしているときに、いつも黙想して最高の羊飼いとなり、サウル王に追われる厳しい苦難の生活の中でも、いつも主を見上げて、祝福の計画を自分のものとしました。また、王になったときも、自分が王ではなく、まことの王は神様であると、いつも主の前にひざまずいて最高の王となりました。歴史の中でも、清掃の仕事を祈りながらして、会者のトップにまでなった人の証拠があります。
 神様との正しい豊かな関係があれば、現実に勝利して、それをもって成功の実を結ぶので、私たちのいまの質問は、神様との関係をどうすれば正しく豊かにすることができるかということになります。
そのために、最初に、私は神の子どもであるということを意識するようにしましょう。一日の中で、なんども私は神様の子どもだと確認しましょう。神様はお父さんで、いのちの関係でつながっていると忘れないようにしましょう。
そのように意識するようになったら、他のことを考えるのではなく、イエス様のことを考えて、イエス様に感謝しましょう。そのことなしになにかをしようとしてもできません。
感謝ができるようになったら、神様がすでになさったこと、与えてくださったことを自分のこととして考えて、すなおに認めましょう。自分の何かで制限するのではなく、すなおにそのまま認めることが、神様を愛することになります。自分が尊く、神様に愛されている者で、キリストによってすべての問題は解決された幸いな祝福の者だと認めましょう。そして、自分は神様が中におられる、宝を持っている存在だと自分をほめましょう。
 そこまで回復すると、具体的に行動するようになるのは、当然のことになります。それなら、心配せず、神様を見上げれば、力を受けるようになると、みことばが理解できるようになります。それで、よけいなことに引っかかることなく、ただ神様だけにこだわるようになります。神様を見上げればよいのですが、神様は霊なので、目には見えません。それで、みことばを黙想して、御声を聞くようになります。みことばが自分を捕らえるようになるまで、みことばを黙想します。礼拝を大事にして、メッセージを黙想し、神様がなさる方向に行くようになります。神様の計画は、福音宣教です。その方向に合わせると、神様との正しい関係を保つことができます。そして、福音宣教をまっとうする方法として、聖霊充満を与えてくださったことを確信して、祈るようになります。すると、すべての不信仰が捨てられるようになり、自分がなくなって、イエス様がなさることを体験するようになります。
 神様との正しく豊かな関係があれば現実に勝利して、現実をもって成功の実を結ぶことができるという約束を握り、礼拝を大切にして成功し、礼拝で与えられたことをひとりになってからも現実で繰り返し確認していく祈りができるようになるように祈ります。