日曜メッセージ要約版

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メッセージ要約版

2013年4月14日

霊的事実をメインに(ルカ20:27-44)
  多くの人が、目で見えること、体験することで、事実を解明できると考えて、科学がすべてだという思想を持っています。しかし、科学は単に学問のひとつの領域にすぎず、科学では解明できないことがたくさんあるのです。神様は大事なことほど、目に見えないようにされています。心や精神のほうが肉体より大切ですし、目に見えない空気があってこそ、呼吸することもできます。そして、もっとも重要な中心となることは霊的な事実なのです。聖書は非科学的なのではなく、次元がちがう霊的なことを語っています。それを知らないと、今日の聖書に出てくるサドカイ人のような愚かな理論を語るようになるのです。
 今日、復活を認めていないサドカイ人の質問にイエス様が答えられたことを通して、霊的事実こそ、もっとも大切で、すべての中心になるべきことであると知り、霊的な事実を邪魔する頭の中の論理、原理、法則などからすべて決別するようにしましょう。霊的な事実を否定するなら、どんなに持っている知識が豊富のようでも、実際には空っぽだと判明するようになります。いままでの問題、いまの状況を考えて、だれかのせい、なにかのせいにするなら、すべて霊的事実を知らないことになり、自分の墓を掘るような結果になります。人生においてもっとも大切なのは、霊的な事実であると確認しましょう。
 霊的事実を知れば、人生の最大、最高のテーマは神様の救いであると分かるでしょう。霊的事実を知らない場合、その救いの祝福から遠ざかるようになってしまいます。イエス様がサドカイ人たちに答えられたことは、彼らが霊的な事実を理解していないので、救いやキリストがわからなくなっているということでした。ダビデとメシヤ(キリスト)を同じレベルのヒーローにとらえてしまっていたということです。いま、エホバの証人や統一教など、キリストを単なる人間としてとらえたり、原罪を間違ってとらえたりしていますが、それらは霊的事実を知らないから、ただ律法的、道徳的にしか考えられないからです。そうすると、人生においてもっとも大切なまことの救いが消えてしまいます。これが悪魔のしわざです。
 ですから、これからのテーマは、霊的事実を正しくしっかりと理解することです。霊的事実とは、神様は霊であり、創造の神様であるということです。その神様に人間は造られ、「神のかたち」として、特別に神様とともにいて祝福を受ける霊的な存在として創造されました。霊的な存在なので、神様のみことばを信じる信仰によって生きるようになっているのです。その人間が悪魔の誘惑によって神様から離れてしまい、完全に滅んでしまいました。悪魔に支配される運命の中で、不幸、苦しみ、問題の中を生きるようになったのです。これは、人間ではどうしようもない問題なので、神様は創世記3:15に、人間ではない女の子孫を送って蛇の頭を踏み砕くと約束してくださいました。このメシヤ(キリスト)
こそ、唯一の希望であり、他には希望はありません。キリストが絶対的だということから、すべてをスタートしましょう。霊的な事実がわかると、キリストしかないと分かるでしょう。ほかのことは関係なく、キリストしかありません。そのキリストがイエス様なのです。イエスをキリストと信じると、すべての不幸、苦しみ、問題が根っこから完全に終わり、永遠のいのちの祝福が与えられます。
 聖書が語っているこの霊的な事実が分かるようにしてくださいとお祈りしましょう。そして、イエスこそキリストだと告白して、永遠のいのちの祝福は自分のものであるという考えにこだわりましょう。そうすれば、新しい人生がはじまります。 神様が聖霊でともにおられるようになる永遠のいのちの主人公だという自覚を持つようにしましょう。
 それで、人生の最高のテーマはまことの救いだと、自分がほんとうに思っているかどうか、自問してみましょう。そして、その救いのための唯一の道イエス・キリストが私にとって絶対的なものになっているかも考えてみましょう。ほんとうに絶対的なものになっているなら、人生に対する理論、執着することすべてが参考になるだけだとわかります。それをいやしと言います。イエスこそキリストと告白して、自分が永遠のいのちの主人公であるということからスタートしましょう。そして、聖霊充満を祈り、自分を捨てて神様にのめり込んでいきましょう。神様にすべてまかせ、神様が支配される神の国がはじまったと確認して、残りの生涯は、このキリストが宣べ伝えられるように、神様のみこころのままにしてくださいと祈りましょう。どんなときも福音宣教にフォーカスを合わせて祈りましょう。そのように自分をささげることが、クリスチャンの定位置なのです。この定位置を見つけて立つようになることを祈ります。