日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
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メッセージ要約版

2013年4月21日

中身の美しい人生(ルカ20:45-21:6)
 多くの人々が、出世、地位、成功、名声、名誉などの外的要素が人生の美しさだと考え、評価の基準にしています。しかし、聖書では、外的なことは大切な要素ですが、それが人生の成功や美しい人生につながるとは語っていません。内面こそが人生の評価基準であり、内面の美しさが外的にあらわれることこそが、美しい成功の人生だと語っています。私たちクリスチャンは、外的な要素に翻弄されている世の中に向かって、先に内面が美しくなってこそ、美しい人生になるということを見せてあげるようにしましょう。
 今日の聖書に出てくる3つのことを見ます。まず、最初に律法学者が出てきます。彼らは、自分はえらい地位にいて、それが幸せなのだと高い地位を自分のステイタスとして、好んでいました。しかし、それは人生のメインの評価ではないと言われたのです。内面の本当の美しさのない外的要素の美しさは、パウロが言うように「ちりあくた」でしかないという認識を持ちましょう。また、金持ちとやもめの献金の話が出てきます。これは、献金額や献金をするときの心について言われているのではなく、表から見たら判断できないことがあることを指摘しておられるのです。本当の評価の基準には、見えない、隠れている裏の事情まで含まれるということです。続いて、すばらしい神殿や奉納物についても、どんなに感動的なものであっても、ある日、すべてこなごなに崩れてしまうものでしかないと言われます。本来の神殿の理由が消えて、中身をまったく失った神殿は、崩れるしかないということです。クリスチャンも成功を求めて、自分のことのために礼拝、みことばを放っていく人がいますが、それはある日、崩れるしかなく、成功ではないとわかるときがくるのです。本来の本分や身分を逃している教会も多いのですが、それに対して警告されているのです。自分がいったいなにによって泣いたり笑ったりしているのかを考えてみましょう。外的要素に振り回されるのではなく、内面の美しさ、強さに目を向けるようにしましょう。
 その内面の美しさは、たましいの状態から出てきます。たましいの状態が美しいなら、まことの人生の美しさにあらわれるようになります。創造主の神様を知り、ほめたたえ、賛美をささげるのが、最高にたましいが美しい状態なのです。その美しさが外的な要素に染み出してあらわれるときに、ものすごく大きなパワーが現われるようになるのです。それは、努力によって出てくる力ではありません。いま、世の中では悪霊の力を受けた人々が影響を与えていますが、クリスチャンは、悪霊などどは比べられない聖霊がともにおられるのです。神様の子どもとして、たましいの状態が美しいなら、ものすごく大きなパワーとして現われるようになります。
しかし、人間は悪魔にだまされて、罪を犯してから、たましいは死んだ状態になっています。それゆえ、神様を知らず不信仰に満たされていて、なにをしても、かならず神様に背くことしかできません。それでは、美しい人生になれません。たましいを美しい状態に取り戻すために、神様はキリストという約束をくださいました。そのキリストがイエスです。イエスをキリストと信じて受け入れる人は、内面が美しい人なのです。信じると、主とともにいるようになり(エペソ2:6)、死からいのちに移り(ヨハネ5:24)、聖霊がおられる神殿になります。外的要素とは関係なく、内面が一番美しい人になるのです。神様の祝福をすべて受けて、神様をほめたたえる人になります。ここに人生の本当の美しさがあります。イエス様を信じるとたましいに光である神様が入られ、永遠にともにおられるようになります。まことの神様を知り、聖霊の働き、導き、満たしによって、みことばを聞かせてくださり、心の中に「愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制」という御霊の実を結ばせてくださるようになります。
 そして、最終的に生きる理由は、神様のみこころ、願いである福音宣教のために目標を定めて、人生をささげるようになります。イエスをキリストと信じたとたん、全身がきよくなり、サタンが触れることができなくなるのですが、そのたましいの状態が、心や精神、考えに及ぶようになり、外的要素にも現われるようになるのです。これが、成功の人生、美しい人生です。
 それゆえ、外的要素にこだわること、比較意識を捨ててしまいましょう。そして、内面を省みましょう。心の状態やいままでの傷などにとらわれず、たましいの状態を見ましょう。神様はキリスト・イエスによって、尊い美しい神の子どもとして見てくださっています。そのことを確認して、自負をもち、自分の人生にも自負を持ちましょう。そして、みことば、祈り、伝道を生活の中心に置くようにしましょう。あせらずに契約を握っていれば、聖霊が働かれて実を結び、みにくいところがあっても変わっていくようになります。そのような内面が強い人をサタンは恐れます。そのために、なによりも礼拝を中心にして、特に日曜礼拝を大切にしましょう。世界で一番美しい人は、内面が美しい人であり、それは「自分」であると告白を続けるように祈ります。