日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
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メッセージ要約版

2013年5月12日

仕える神の国(ルカ22:24-34)
  娘を誘拐されたことを題材にした番組を見ることがあります。そのような事件に巻き込まれた親は、それまでの生活とは一変して、とにかく娘を助けることにすべてを集中するようになります。そのように、イエスがキリスト、救い主だと分かるなら、そのときから、すべてが一変するようになるはずで、変わるしかなく、また、変わるべきなのです。ところが、イエスをキリストと信じていた弟子たちが、変わっていなかったので、今日の聖書を見ると、だれがえらいのかという論議をするようになったのでした。そこで、イエス様が神の国はそうではない、変わるべきだということで話をされる場面です。イエス様が言われたのは、神の国の姿勢は「仕えること」だということです。仕えるとはどういうことでしょうか。
 仕えるというのは、人生において一番重要なことは、イエス・キリストであると分かるということです。世の中の人々の姿、状況を見たときに、みんな、まことの神様を知らないゆえに霊的問題をかかえ、答えがないまま、疲れて重荷を負いながら、むなしく滅びていくしかないことを見て、本当に必要なのは、まことの神様に出会って、罪がゆるされ、滅びの運命から出ること、つまり、救われることなのだと分かることです。その救いのために、神様がキリストを約束してくださいました。そのキリストがイエス様です。ですから、イエス様が絶対的な答えであり希望なのです。そのことが分かることが、仕えることです。
 それが分かるなら、生きる理由は、どうしてでもイエスをキリスト知ってもらうことだと、ひとつに固まります。それが、仕えることです。自分の持っているもので、他の人に、どうすればイエス・キリストが人生の答えだと知って、信じてもらえるのかと考え、信じている人なら、どうしたら、イエス・キリストを味わい、豊かになるのかと考えることが、仕えることです。つまり、すべての人をイエス様の方に向かわせることが、仕えることなのです。そうすることによって、イエス様の御名があがめられ、高められるようにすることです。
 いま、いろいろな形で自分に与えられていることがありますが、そのことすべては、他の人に仕えるための道具として神様が与えてくださったものなのです。ですから、持っていることで高慢になったり、落胆したり、ねたみ、しっとする必要はまったくありません。イエス様に近づけること以外には希望はないので、それを道具にして、人々に仕え、イエス様の方に向くように助けるのです。自分の才能、肩書き、地位をもって仕えるようにしましょう。イエス様ご自身が、マルコ10:45で言われたように仕えるために来たと、仕えるモデルになってくださいました。いま、自分に与えられているすべてのことを大事にして、道具として他の人、兄弟姉妹にイエス・キリストを知ってもらうために、どのように用いられるか考え、悩むようにしましょう。それが祈りです。
 それで、よけいな、むだな争いに心を奪われないようにしましょう。唯一の答えキリストに集中して、キリストが本当に必要であると告白しましょう。理由が1つに固まるようにしましょう。イエスが唯一の答えだという告白の中にすべてがあります。この中にある祝福で豊かになり、まことに余裕があるクリスチャンになりましょう。そして、与えられているもの、立場で、どうすれば、教会と兄弟姉妹に仕えられるのか、イエス様に向けるのかを悩むようにして、すべての人間関係を仕える対象にしましょう。そのようにして、イエスに同じようにイエスに向かうように悩んでいる兄弟姉妹といっしょに、いまだにイエス様から離れている現場の未信者に、どのように仕えるかをいっしょに悩むようにしましょう。現場を分析して、どのようにイエスに向かわせるのか、そのために聖霊充満を求めて祈りましょう。そうすれば、聖書にある奇跡が起きるようになるでしょう。
 私たちは神の国の者です。イエス様が主人で、イエス様だけがあがめられることが幸せです。すべての人をイエス様に向かわせる、仕える歩みをすることによって、祝福の主人公となり、自分がいやされ、まわりもいやされる体験の主人公になるように祈ります。