日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
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メッセージ要約版

2013年12月01日

啓示の神様(詩篇23:1-6)
 人々は幸せを求めて、自分の良いと思うことを手に入れようとしています。お金、名誉、学歴、愛情、良い環境などがそろえば幸せになると思っているのですが、本当はそれがないから不幸なのでも、それがあるから幸せなのでもありません。それらがすべてそろっていても、人はのろいと滅びの運命から出ることはできないからです。そののろいと滅びの運命から出て、神様とともにいるようになることこそが、人にとっての幸せです。これを覚えるようにしましょう。
 罪を犯して、のろいと滅びの運命につかまっている人間は、自分からは絶対にそこから解放されて、神様とともにいるようになることはできません。人間を愛しておられる神様は、人に幸せを与えるために、罪とのろいの運命から出る方法として、女の子孫を約束してくださいました。すべてが悪魔のしわざですから、悪魔のしわざを打ちこわす女の子孫、つまり、キリストこそが、人がまことの幸せを手に入れることができる道です。キリストは、偽の王であるサタンの頭を踏みくだいて勝利するまこと王、罪の問題をきよめるまことの祭司、神様に戻れる道となりみことばを語られるまことの預言者という意味です。そのキリストによってだけ、まことの幸せが与えられます。神様は人間に幸せを与えるための計画を実行され、キリストによって幸せを与える約束を成就してくださいました。そして、神様はその事実を私たちに知らせてくださったのです。それを啓示と言います。
 神様はその啓示を、御声を通し、奇跡を通し、事件を通し、預言者のことばを通し、歴史を通して知らせてくださいました。それを記録したのが旧約聖書です。そのキリストが来られたということを、天使を通し、バプテスマのヨハネを通して啓示され、イエス様がそのキリストであることを、イエス様ご自身が、わざを通して見せてくださいました。人間では手に入れることができないまことの幸せを、神様がキリストを通して与えるという約束を完成されたのがイエス様なので、イエスこそキリストであり、唯一の希望だと知らせてくださったのでした。このようにイエスこそがキリストという知らせをまとめた記録が新約聖書です。
 このイエスがキリストという啓示を聞くことができることが、まことに幸いな者です。ユダヤ人は、みことばをもらって守っているつもりだったのですが、イエスがキリストということをわかっていませんでした。それで、イエス様が今日の本文で、「みことばをあなたがたのうちにとどめていない」「あなたがたのうちには、神の愛がありません」と言われたのです。モーセの律法を信じているなら、そこにはイエスが啓示されているのですから、イエスがキリストと聞こえるはずだと言われました。イエスがキリストであると聞こえ、信じて受け入れるなら、天の御国が臨み、神様がともにおられるようになります。それが、みことばをうちにとどめていることであり、神様を愛することなのです。また、イエスをキリストと信じることが、律法を守ることになるのです。神様はイエス・キリストにすべてまとめられたので、幸せはそこにしかありません。イエス様の話を聞いて信じられることこそ、幸せであり、信じる人はまことの幸せの主人公なのです。その人は、神様とともにいるようになり、完全にのろいと滅びの運命から解放され、すべての不幸が消えます。幸せを与えるための啓示を信じたのですから、人生の中に不幸は存在しなくなります。
ですから、まず、イエスをキリストと信じましょう。そして、信じたなら、自分の人生には不幸はないということからすべてをスタートさせましょう。そして、イエス・キリストの中にある大きな祝福を思う存分味わい、楽しみましょう。なにがあっても、優先的に祝福を確認しましょう。そして、残りの生涯、生きる理由を伝道ひとつに絞りましょう。キリストしか希望はないので、のろいと滅びの運命につかまっている人に、まことの幸せが臨むように、祈りましょう。そのために召されたことをプライドを持って祈る人生になるように願います。