日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
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メッセージ要約版

2013年12月08日

試される信仰(ヨハネ6:1-13)
 今日の聖書箇所は、5つのパンと2匹の魚で男だけで5千人を食べさせられる奇跡を行われた有名な場面です。ここで重要なメッセージは、6節にある「ピリポをためしてこう言われた」ということです。イエス様は、これからご自分でなにをするかをご存知だったのですが、ピリポに尋ねられたのでした。このことが、クリスチャンがいろいろなできごとに出会うときに勝利するために必要なメッセージです。
普通、なにか問題が生じると、それを処理することを優先的に考えます。そして、その処理能力が優れている人が優秀と評価されます。しかし、それは、神様を離れた人間が、神様なしで持っている常識であり、その考えを変えるべきです。それをいやしと言います。神様がともにおられるクリスチャンは、ともにおられる神様の祝福と導きがわかるなら、まず、神様を見上げ、神様の導きを求めることを優先すべきで、処理をテーマにすべきではありません。
 神様はどのような状況においても、私たちをためしておられることを覚えましょう。処理を優先することは、祝福にはなりません。神様がともにおられる私たちに、神様は状況をとおして、信仰をためされるのです。神様はすでに、すべての状況をどのようにするかも計画されています。そのなかで、信仰告白ができるかどうかをためしておられるのです。信仰告白ができるなら、次のステップの本格的祝福が注がれるようになります。
 どのような信仰をためされるのかというと、ともにおられるイエス様がだれなのかということです。状況がどんなにきびしくても、それでも「あなたはキリストです」とイエス様に告白することができるかということです。「イエスはキリストであり、まことの創造の神様ですから、主がなさればできます。また、主がすべてご存知なので、すべて主に任せます」という告白を優先にすべきです。この告白ができないようにサタンがだまします。ですから、状況を処理することを優先して、解決をベストと思う、染み込んでしまっている考えと戦わなければなりません。自分の限界、感情、意見、予想など計算もまったくしないで、あえて、まっさきに「イエスはキリストです」と告白しましょう。そのときに、暗やみが砕かれ、いやしの祝福を味わうことができます。
 どんなときも、イエスはキリストという告白を優先しましょう。なぜなら、キリストしか答えがないからです。イエスはキリストであり、過去、現在、未来のすべての問題の解決者であり、いまも生きておられる勝利の主です。そのように告白していると、状況を見る見方が変わります。状況が変わらなくても、もはや、それは私たちの課題でも問題でもなく、すでに問題はイエス・キリストで終わっているということが見えてきて、根本的な平安を持つようになります。どうなってもかまわないという、ゆれない平安を持つようになってこそ、その次に、神様の計画が見えてくるようになります。
 使徒1章で、ローマの属国になっている状況から解放されるのかと問うた弟子たちに、イエス様は「それはあなたがたは知らなくてもよい」と言われました。それは、あなたがたは、神でもなく、能力もないのだから、それをあなたがたのテーマにする必要はないということです。そして、処理中心でなく、神の国が臨むことをテーマにするようにと言われます。神の国が臨むことが基準であり、状況が変わっても、変わらなくても、神の国が臨むことを第一にすべきなのです。信仰告白ができるなら、神の国が臨むこと、福音宣教の契約の方向が回復します。そして、その福音宣教のことを課題として祈るようになるのです。そのようになって祈りに集中すると、そこでまことの奇跡を体験するようになります。そのようになって祈りに集中した初代教会には、伝道の門が開かれ、迫害の中でローマまで福音を伝えるようになったのでした。
 処理をテーマにせず、信仰告白がためされているということを覚えて、告白を優先しましょう。そうすれば、見方が変わるようになって、福音宣教という本当の契約を握る、伝道者のアイデンティティが回復します。そのあとに、まことの奇跡を体験するようになるのです。
これから、つねにすべての状況で、次に進むためのテストを受けているという受験生の姿勢を持ちましょう。どんなときも、それでもキリスト、それでキリスト、結局キリストという正解を実際的に告白しましょう。その信仰告白をささげ、自分の枠や考えのルールはいっさい投げ出してしまいましょう。福音宣教をすべてのルールにして生きていきましょう。キリストを告白して、祝福の身分である契約の民である自分を回復し、神の国が臨むように、神様の働きを祈る奇跡の主人公になることをおいのりします。