日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
http://jremnant.net/


メッセージ要約版

2013年12月29日

クリスチャンの価値観(ヨハネ7:1-9)
 2013年いろいろなことがありました。新しい年の2014年を迎えるのに、一年の最後にクリスチャンとして整理すべきたいせつな部分があります。それは、「価値観」についてです。聖書では、パリサイ人や律法学者たちが悪いと言っています。その人々は、世の中で言えば高いレベルの人々で、行いも清く正しいのに、なぜ悪いと言われたのでしょうか。そのことを理解していないと、私たちが良い、悪いと言う基準と聖書の基準がずれていることになります。そうなると、祝福された存在であるのに、祝福を味わうことができず、よけいなものに引っかかって、時間を費やすだけになってしまいます。自分の価値観をよく考えて、聖書にある価値観からスタートするようにしましょう。
 人間は生まれたときから、本能的に価値観をもっています。それは、神様にそむいて、神様と反対に行くものです。それに、家庭環境によって自然に価値観に染まっていきます。それがいま、自分の中に形成されていることを認めるべきです。そのまま、学校に行き、教育を通して価値観が固められ、社会に入ると、風土や雰囲気、流れがあります。そのような中で、自分の経験を通して価値観を持っていくようになります。そのうちに、問題にぶつかると、根底にある価値観をもとに自分で考えて答えを出すようになるのです。自分がそのようにして持っている価値観で、善と悪を判別して、悪いことがないように努力するのですが、そのままだと失敗を繰り返すようになります。この染み込んでいる価値観が、イエス様が言われることとちがうことをはっきりと認めることが、成功と祝福のための必須事項なのです。
 神様と関係なく、生まれつき形成されてきた価値観による判断は、外見によるものです。幸か不幸か、喜びか悲しみか、成功か失敗か、その基準を神様の恵みによって整理しなければなりません。
 イエス様が言われた価値観は、「キリストにからむかどうか」ということです。神様が望んでおられ、聖書が最初から最後まで語っているのは、神様の唯一の救い、希望はキリストであり、イエスがそのキリストであるから、「イエスのところに来なさい」ということです。指導者となる人々は、人がイエスのところに行くのを助けるべきで、それをしないのが悪いことだと言われています。まことの神様を知らないゆえに、殺人などの悪い行いをするのです。神様をはなれて、罪を抱え、悪魔に振り回される運命につかまっているので、そのような悪い行いをするしかありません。すべての人がそのようになっています。ですから、イエスのほうに行き、イエスとからむことが善なのです。
 価値観が変わらないまま、振り回されていると、メッセージを聞いても分からなくなります。どんなに子どもが非行に走っていても、イエスとからむなら善であり、どんなに品行方正でもイエスとからまないなら悪です。その基準を持たないで外見で引っかかることは、不信仰であり、悪だと、聖書では言われます。すべての価値観を、イエスとからむことひとつを基準にしましょう。
 聖書が教えている、霊的な根本問題を実際に認めるなら、イエスをからむことが基準になる価値観は、当然なことだとわかるでしょう。価値観が古いままで葛藤しているなら、それは、霊的な問題を実際に認めていないということです。すべての人が神様から離れ、罪によって悪魔のしわざに捕らわれ、支配されているので、死と暗やみ、地獄の中で、生まれながら御怒りを受けるしかない者として生きています。それゆえ、どんなに行いや外見がよくても、善はなく、すべてが悪なのです。これを実際に認め、自分の人生から、聖書や歴史から証拠を確認して見ていきましょう。人生にある根本的な霊的問題を認めるなら、いままでの価値観は、すべてこなごなになってしまうはずです。これを自分のこととしましょう。
 自分のこととするなら、イエスを信じた人には、キリストのいのちがあり、そのいのちを世界が待っていて、伝道できるようにすべてを備えてあることを発見して行くことができるでしょう。神様はうわべをご覧になるのではなく、中心を見ておられます。自分がイエスとからんでいるのか、それをもって祈るようにしましょう。そして、世の中のすべての判断から自由になりましょう。信仰に最高の価値を認め、自分と自分の人生が、とても尊いものだと認めて、大事にしましょう。人生を大事にするなら、礼拝を大事にして、みことばを黙想して祈るようになるでしょう。聖霊が宿る尊い存在です。みことばを忘れないように、みことばを聞こうとするようになるでしょう。自分がどれほど尊い存在なのか、年末に整理しましょう。そして、イエスとからんでいない価値観は無視して、否定的な思い、不平不満、うつの思いは私とは関係ないと確認して、だまされないようにしましょう。クリスチャンの価値観を握りながら新しい年を迎えるようにおいのりします。