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| メッセージ要約版 |
2014年03月9日
| 信者はどんな者なのか（ヨハネ10:22-36) |
| いまは情報の洪水時代と言われるほど、多くの情報があふれていますが、ほとんどすべてが、神様に背いて、滅びるようにさせるものです。そのような情報洪水の中で、一番良い知らせは、救いの知らせ、福音です。神様が祝福される存在として創造された人間が、神様に罪を犯し、滅びるしかないようになってしまったのですが、神様がそのような人間をキリストによって救うと決めてくださり、その約束を成就してキリストが来られました。そのキリストがイエス様です。それゆえ、イエスをキリストとして信じて受け入れると、救われて、まことの幸せが訪れます。束縛されていた滅びの運命から完全に解放されて、自由になるのです。それが福音、良い知らせです。この知らせを聞いて、信じるしか希望はありません。しかし、信じない人が多いのです。 人々は信じない理由をいろいろと言います。クリスチャンや教会のあり方を見ているとつまずくしかないから、先祖代々信じているものがあるから、自分は十分満足しているから、キリストだけが救い主というのは独善的だから、科学的ではないから、自分は悪いことばかりしてきたから、などという理由を言いますが、今日の本文では、はっきりとそれが理由ではないと言われています。人々がイエスがキリストという話を聞くことができない本当の理由は、イエス様の羊ではないからです。そのように聖書は教えています。 信じる人はどのように信じるようになるかというと、信じるようになったきっかけはいろいろあるでしょうが、本当の理由は、もともとイエス様の羊だったので、イエス様の声を聞きわけて、従うことができたのです。イエス様の声を聞きわける能力は、神様が与えられるものです。情報の洪水の中で、イエス様の知らせを聞いて、その声を聞き分けられるかどうかで、イエス様の羊なのか、やぎなのかが分けられるのです。神様が罪人を愛されて、キリストを送り、身代りとなって私たちを救ってくださったということばが信じられるのは、イエス様の羊だからということを確かにしましょう。それを信じさせるために、神様がいろいろなきっかけを作られるだけで、そのきっかけにとどまっていてはいけません。差別も違いもなく、ただ、父なる神様がイエス様に渡されたゆえに、信じることができるのです。決心したからではなく、神様がすべてを動かして、祝福のタイミングを与えられたから信じたのです。いままでのすべてのことは、人生の土台になるだけだと、こだわらずに、自由になりましょう。 イエス様の羊だったので、父なる神様がイエス様にお渡しになったから信じることができるようになった信者はどのような存在でしょうか。イエス様の羊、イエス様が牧者という関係は、いのちを担保にしていのちを守られる関係なのです。イエス様が羊のために身代りになって死んでくださり、罪と滅びの運命から買い取られ、救い出されたので、本当に尊い、幸せな存在になりました。永遠のいのちが与えられ、なにがあっても永遠に決して滅びることはありません。神様の手から奪い取られることはないのです。イエス様とひとつとなって、切り離すことはできなくなりました。永遠に安全な存在です。 自分の人生を自分が責任を持って生きる必要はありません。牧者がおられるからです。また、神様が中に住まわれる存在なので、未信者や暗やみの力の前では、まるで神のような存在にすらなるのです。王である祭司というイエス様に使われることばが、信者に向かって言われています（Iペテロ2:9）。また、神殿と呼ばれます（Iコリント3:16）。肉的な条件にだまされないようにしましょう。そのために、イエス様が十字架にかかってくださったのです。ですから、イエス様の声を聞き分けられること、このことをいちばん大切なテーマとしてしぼって、人生を考えましょう。聞き分けられるなら、この世を生きているのですが、別の国、別の世界を生きているのです。イエス様の羊かどうかを基準にしてスタートしましょう。自分がイエス様の声を聞き分けられたなら、イエス様の羊であり、いまは幸せな祝福された者だという確信を持つようにしましょう。別のことを幸せだと思うように支配されているので、ほかのすべてのことを無視して、いまも後も永遠に幸せな者、祝福の存在だと告白して、不安、思い煩いを拒否して戦いましょう。 イエス様の羊となっている幸せを心からかみしめて、感謝することからスタートしましょう。また、自分がイエス様の羊であると自覚して、自分自身を大切にしましょう。生涯に、いちばん尊いところに方向を合わせて、自分勝手に生きて自分を汚すことから遠ざかりましょう。情報の洪水の中にいる、多くのたましいに良い知らせを伝えることに方向を合わせましょう。イエス様の霊が自分の中におられると常におぼえて、すべての思い、考え、感情が満たされるように信じて求めることができる特権があります。聖霊の満たしを求めましょう。そうすれば、イエス様がなさったわざが現れる人生になるでしょう。  |