日曜メッセージ要約版

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メッセージ要約版

2014年03月23日

真の問題、真の答え(ヨハネ11:33-44)
 私たちが生きていく世の中は、さまざまな事件や問題が起きます。その中でも、クリスチャンである私たちは、どんなことがあっても、すべてが祝福で、意味があるものになるので、なにひとつ問題になることはありません。では、本当の問題はなんでしょうか。
聖書を通して神様が語っておられる明白なメッセージは、世の中には幸せや人生の答えはないということです。努力は立派ですし、経済的に豊かなこと、知識が豊富なこと、文明が発展していること、科学が進歩することはよいことですが、それでも幸せと人生の答えはありません。聖書には神様の奇跡のみわざがあっても、それでも、答えではないことが書かれています。その理由は、人間には原罪があるからです。神様に造られた人間が、罪を犯して神様に背き、悪魔の言うことを聞いて神様を離れてしまったことが原罪です。いのちの祝福、幸せの基である神様から離れてしまったので、人間のなにかがあっても、なくても、良くても悪くても、まったく意味がなくなるのです。
神様は最初から、人間が求めていることでは、希望や答えはないと語り続けておられます。はじめから希望がないので、キリストを送ると言ってくださいました。女の子孫である、神様から遣わされるメシヤが、原罪の元凶である悪魔の頭を踏み砕くということを最初から言われ、犠牲のいけにえ以外には答えがない、処女が身ごもって子を産むしか希望がない、キリストの契約を持っている切り株以外に希望はないと、神殿、過越の祭り、安息日を守ることなどを通して、繰り返し、繰り返し語ってくださいました。そのことに気付いて、キリストの前にギブアップしたのがクリスチャンです。それがキリスト教であり、それに気づいて賛美をささげるのが礼拝です。そうすれば、礼拝が、天からの祝福を体験する場になるでしょう。旧約聖書の結論は、キリスト以外はなにもないということです。
ですから、本当の問題は、キリストに来ないことです。そのキリストが実際にマリヤから生まれ、すべての奇跡を行い、天の御国の福音を語り、キリストという証拠で死んで3日目によみがえられたイエス様です。約束されたキリストが来られたというのがgood news、gospel(福音)です。イエスがキリストだと信じるそのときから、すべては変わります。イエスをキリストと信じる者は条件なしで救われて、神の子どもとなり、原罪のほろびの運命から抜け出して、天の御国の祝福を受ける民となるのです。イエスをキリストと信じることに答えがあります。
聖書には、その証拠があります。たとえ強盗であっても、パウロのような迫害者でも、イエスを信じると救われます。神様が救いの約束を完成してくださったから、人間には条件はないのです。売春婦でも、売国者と言われる人でも、異邦人でも唯一の人生の答えイエスをキリストと信じると救われます。
それなら、この世の本当の問題は、キリスト・イエスが来られたのに、そのイエスがわからないことです。今日の聖書箇所では、イエス様がおられるのに、人々が暗やみの力に圧倒されて、イエスが見えなくなっていることに、イエス様が涙を流されました。死よりイエスがわからないことが、大きい悲しみであり憤りとなったのです。イエスのことがわかっていないのが問題です。未信者はイエスを信じないことが問題であり、信徒は問題にとらわれて、イエスが見えなくなっていることが問題です。これがサタンの策略です。
マリヤとマルタが、サタンのしわざにだまされて、イエスがキリストと見えなくなっていました。問題の前で、信仰告白が消えてしまったのが、本当の問題で、イエス様が涙を流し、憤りを感じられたのです。イエスはキリストであり、その告白をするものは、過去、現在、未来、問題はありません。見方を変えるようにしましょう。そして、どんな問題の前でも、違う目で見るように覚悟をしましょう。たとえ死の陰の谷を歩くことがあっても、それは義の道へと導かれるのだと見る、もう一つの目を持つようにしましょう。死さえ問題ではありません。イエスは問題をすべて背負って、身代りに死んで、すべての問題を解決されたキリストです。信仰告白を自分のいのちより大切に告白するようにしましょう。なにがあっても、信仰告白を譲らないと覚悟すると、暗やみの力が崩れていきます。そのあとに見える結果もあらわれます。
その信仰告白を守ることは、まだ序論にすぎません。そのあとに展開する隠れている世界があるのです。神の国、霊の世界が本論です。問題は知らなくてもよく、ただ聖霊のバプテスマを受けることに集中するようにとイエス様が言われます。そうすれば、世界福音化の主人公になります。この世界を見るようにしましょう。神の国の世界に入ると、自分が天の国籍の者で、幸せで、神の国をもたらすため、福音を伝えるために選ばれた者だということがわかります。世界の人を助ける理由ゆえに生きる、聖なる神様の目的をもって生きるようになります。そのためには、聖霊のバプテスマの祝福をくださるという約束があるので、ただ聖霊に満たされることに集中して、祈りに集中するようになります。そうすれば、神様のわざが展開するようになるのです。神様が私の人生を歩まれるようになり、勝利するようになります。
本当は、神の国の世界に入っているのに、なにが問題かがわきまえられず、見過ごしているだけです。信仰告白を通して、問題から解放された自由の中で、本当の祈りの世界に入ることを祈ります。