日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
http://jremnant.net/

2014年03月30日

サタンの策略でさえ（ヨハネ11:45-53)

人生を歩いていると、さまざまな問題やまちがっていることに出会います。そのとき、自分のレベルで見ると、その問題やまちがいにとらわれ、おぼれて失敗してしまいます。その問題やまちがいを正そうとしたり、見過ごしてしまったりするのではなく、それらを乗り越えて勝利するためには、その問題やまちがいとはまったく関係ない、絶対的なものを知り、それを握ればよいのです。その絶対的なものは、神様の契約です。神様の契約を正しく理解して握るなら、なににも引っかかることなく、勝利できます。 絶対的な神様の契約とは、罪を犯した人間に与えられた、女の子孫が蛇の頭を踏み砕くという、創世記3章15節の契約です。人類の悩みや人生の問題の解決はどこにもなく、ただ、希望は女の子孫が来られて、人間の身代りになって血を流すこと以外にはないことは、歴史をとおして証明されています。どんなに経済的に豊かになっても、文明が発展して、知識が豊富になっても、まことの幸せや救いの希望はありません。それを知っているのがクリスチャンです。なぜなら、人間の問題は、深刻な霊的問題で、根本的にいのちが途絶えた問題だからです。ですから、神様は最初から、女の子孫が来て、蛇の頭を踏み砕くことにだけ希望があると語られました。しかし、サタンは、この契約をつぶすために、あらゆる策略を使い、邪魔して攻撃してきました。神様を離れた暗やみが支配する世の中で、文化を通して契約に気付かないようにだまし、宗教を作り出して目をくらませ、契約を見えないようにさせてきました。宗教は人間ががんばれば、その分、報われるということです。まことの神様に出会うのが契約です。サタンは、神はいらないという思想を入れ込み、神様の救いの御手を拒否させて、人を暗やみに引っ張り、まことの神様に出会えなくさせます。サタンはしつこく契約だけを握れないように邪魔をするのです。教会にも攻撃して、倫理や割礼、律法を混ぜて、分裂させ、力がなく、中身のないものにさせます。その中でも、ただイエスだけだと契約を握る者が出てくると、その存在をなくすために、迫害という手段を使います。政治、宗教、契約のない教会を通して、契約を持つ者をつぶそうとするのです。 これらのことの中で、忘れてはならないのは、すべてが神様の許しの中で起きているにすぎず、サタンがどんなに契約をつぶそうとしても、契約は絶対につぶれることはなく、かえって契約を成就する働きをするということです。それが神様の主権です。契約はそれほど絶対的なものです。 本文では、契約の主であるイエス様を殺そうと決まる場面です。サタンの策略で、大祭司が発言して、イエス様を殺そうということになりました。たしかに大祭司は憎んで言ったことですが、しかし、これが契約の成就のための発言となったのです。サタンの策略でさえ、女の子孫が生まれて蛇の頭を踏み砕き、かかとにかみつかれるということを成就する道具になったのでした。 私たちが問題やまちがいだと思うことも、絶対的な契約に損になることはなく、契約を進める道具になるのです。それゆえ、私たちは揺れる必要はありません。契約はどんなことがあっても、絶対に成就されます。これが信仰です。証拠は聖書にたくさんあります。イスラエルの歴史を見ると、女の子孫が来られて蛇の頭を踏み砕くという契約を信じたことはなく、真っ暗な状態でした。しかし、結局、キリストは来られ、約束のとおり十字架で血を流して、救いの契約をすべて成し遂げられたのです。私の目で見るのではなく、契約の目で見ましょう。 神様が約束された世界福音化は、いままでなされてきて、いまも成就していっています。私たちが握るべきなのは、この絶対的な神の契約です。どんなことがあっても、すべてを通して世界福音化の契約が成就されます。正しいか悪いかとかいうことにはまる理由はないのです。なにひとつ引っかかることはありません。契約に集中していきましょう。 イエスはキリストであり、信じる者に神様は祝福を与え、その人を通して神の国のわざ、伝道のわざがなされます。人の条件ではなく、イエスをキリストと信じた瞬間に、伝道できる存在に変えられたのです。すでに伝道ができる条件をそろえて召されました。信じればよいのです。いま、イエス様がひとりひとりの中に、いのちとなっておられます。問題は信じないことです。イエス様のことを、なによりも先に考えるようにしましょう。そして、自分のミッションがなにかを気付くようにしましょう。その契約を成就するために聖霊充満を約束してくださったので、求めるようにしましょう。 どんなことも世界福音化には支障になることはありません。サタンの策略ですら、問題ありませんでした。すべての引っかかりから自由になって、神様の契約に没頭して、思い切りおぼれ、聖霊充満を求めていくようになることをお祈りします。