日曜メッセージ要約版

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メッセージ要約版

2014年04月13日

ろばに乗った王イエス(ヨハネ12:12-19)
   人生を根こそぎ変えて、人生を生かすことができる答えは、聖書の中にあります。今日、その答えを発見しましょう。
イエス様のうわさがエルサレムの人々にまで伝わったので、イエス様がエルサレムに入ろうとされたとき、大勢の人が出迎えに出てきて、「ホサナ。祝福あれ。主の御名によって来られる方に。イスラエルの王に。」と叫びました。そのように、人々はイスラエルの王だと歓迎したのですが、イエス様は、王様にしてはふさわしくない格好の、ろばの子に乗って入られたのでした。それは、旧約聖書でゼカリヤが預言していたことの成就でした。
 ゼカリヤに預言が与えられたときは、イスラエルの人々がバビロンでの70年の捕虜生活のあとに解放されて、エルサレムに戻り、神殿を再建するように、神様から命令されたときでした。イスラエルの人々は、神殿を建築しはじめたのですが、途中で邪魔が入ってやめてしまいました。それで、神様が怒って、預言者を通して建築をあきらめてはならないと忠告されたのがゼカリヤ書です。ゼカリヤ9:9に「シオンの娘よ。大いに喜べ。エルサレムの娘よ。喜び叫べ。見よ。あなたの王があなたのところに来られる。この方は正しい方で、救いを賜わり、柔和で、ろばに乗られる。それも、雌ろばの子の子ろばに。」と言われます。これからまことの希望のイスラエルの王がシオンに来られるから、その約束を握って、そなえなさいというのが、その意味です。
 ゼカリヤ書の前半は、たくさんの幻が語られます。それは、たくさんの国々がおきるが、すべて滅びるという預言でした。そのような世の流れではなく、滅びることのない神の国の王が来られるので、その王を待ち望んで神殿を建築しなさいと言われたのです。その王が来られると、滅びて崩れてしまったところをすべて回復するという約束で、その王が希望だということです。その約束が実際に実現したのです。ろばの子に乗ってこられる平和をもたらすまことの王がイエス様なのです。
ふつうの王は、馬に乗って権力で国をおさめるのですが、イエス様は、だれも乗ったことのないろばの子に乗られたのです。それは、世の中のなにかがいっさい加わらない、世の中の王とは根本的に違う王だということです。世の王ではまねできないことをするために来られたのでした。イエス様は、仕えるために来たと言われました。いのちをあがないの犠牲のいけにえとするために、来られたのです。十字架の死のあがないで、その約束をまっとうされました。世の王にはできない、まことの希望をもたらす方なのです。どんなに荒れ果てた、困難な人生でも、希望を持つことができるようにしてくださいます。創世記3:15に預言された、へびの頭を踏き、かかとにかみつかれ血を流すと言われていた、女の子孫、唯一の救い主がイエス様です。それが、ろばの子に乗られたということにあるメッセージです。ろばの子に乗って入られたことが、血を流し、身代りに死なれる、イエス様こそがまことの王であるという意味です。これが、人生を根こそぎ、絶望から希望に変える唯一の道であるというメッセージです。
世の中は、預言どおりに流れています。ゼカリヤの見た幻のように、文化の発展はしていますが、内側はみんな荒れ果てて、希望なく絶望に陥っています。それを変えることのできるまことの希望、答えは、イエス様です。だれでもイエス様を信じると、まことの希望あふれる人生に変えられるのです。ここにのみ希望があります。イエス様を信じることが、どれほど大きなことなのか、発見するようにしましょう。イエスを信じるだけで、死と罪の原理から永遠に解放され、新しく生まれかわるようになります。神様がともにおられ、同行してくださり、何があっても守ると保証してくださっています。それだけではなく、イエス様を信じると、世の人々に対して希望の存在となります。自分が希望の存在に変えられたことを信じて、イエス様に集中しましょう。
いま、崩れているところがあっても、なにかをしようとせず、イエス様のところに行きましょう。だれかのせいや、なにかの理由を言わず、唯一の希望、まことの王であるイエス様のところに行きましょう。そして、絶望の声はすべてカットして切り捨てましょう。どんな弱さや問題があっても、絶望になりません。不幸から完全に変えられました。味わえばよいのです。また、いま、困難な世の中から引きあげられて、神の国に入れられたことを覚えましょう。聖霊が支配されている、神様の主権、神様の計画がメインの神の国を生きるようになったのです。次元がちがうことをいつも覚えましょう。世が絶望しても、自分はそこから引きあげられたので、同じではない幸せな者だという信仰を持ちましょう。自分の内に唯一の希望であるイエス様がおられ、自分を通して、壊れた現場に入ろうとされていることを覚えましょう。ろばのような私にイエス様が乗って現場に行かれるので、現場は自分を待っているという自覚を持って出て行くと、勝利が与えられます。確信と自覚を持って現場に出て行き、勝利するようにお祈りします。