日曜メッセージ要約版

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メッセージ要約版

2014年08月17日

イエス様、弟子のために祈る(ヨハネ17:11)
 今日の聖書箇所は、最後の晩餐のあとに、イエス様が弟子たちのために神様に祈られた場面です。いちばん重要な時の祈りですから、今日の祈りの内容は、クリスチャンが世で生きるためにもっとも必要なことだと言えるでしょう。
 この世で生きるためにもっとも必要なことは、この世を理解すると答えが出て来ます。この世は、いったいどのようなところでしょうか。この世は、時代、地域、いろいろありますが、根本的に本質は昔も今も同じで、神様を離れ、神様は存在しないと主張して、神様に敵対する方向に向くところです。それは、この世には目に見えない支配者、空中の権威を持つ悪魔がいて、まことの神様を否定するからです。まことの神様を否定して、偽りの神を信じるようにさせるのがこの世です。偽りの神とは、宗教だけではなく、イデオロギーや理論なども含まれていて、人間が神になれると思わせます。その結果、精神、肉体、人間関係、家庭、さまざまなところに苦しみが現れるのです。この世にいるかぎり、それは避けることはできません。苦しみが終わって、幸せを手に入れたようでも、滅びるしかないのがこの世であり、そこから抜け出すことはできないので、運命とも言われています。
 その世の中で、クリスチャンはどのような存在でしょうか。世の中に生きているのですが、世に同化するのではなく、この世を生かし、助けて、立てなおしていく存在です。そのために救われたのです。今日の聖書箇所でも、イエス様が弟子たちをこの世に残していくので、悪い者から守ってくださいと祈られます。イエス様から離れ、イエス様の代わりに世に遣わされるので、悪い者、つまり、世の支配者から守ってくださいと祈られたのです。この世を生かし、助けるために残されたのですが、しかし、クリスチャン自身は、とても弱く限界があります。それゆえ、イエス様が祈られたのでした。
 祈りの内容は、「父なる神様とイエス様との関係と同じように、ひとつとなるように」ということです。つまり、この世に残る信者になによりも必要なのは、神様とひとつとなり、ふつうの人間とちがう存在になることです。もうひとりの助け主聖霊が中にとどまられる存在になります。これが、神様とひとつとなるということです。神様と通じ合う存在になるのです。神様ご自身が中に入られて、人間を通して神様が現れるようにされました。これが世界を救う方法です。神様とひとつとなった結果、悪い者から守られ、サタンに二度と奪われることなく、地球を生かしていくことができるのです。クリスチャンを見ると、本当にイエスが生きておられるキリストにまちがいないということが分かるようになります。そして、救いのわざが人生を通して現れるので、イエス様の喜びに満たされるようになるのです。つまり、福音宣教、伝道の祝福が当然に現れるようになります。うちにイエス様がおられるので、イエス様しかできないことが現れ、暗やみが砕かれ、いのちの救いの働きがなされる神の国が臨むのは、当然なことです。当たり前に、そうなる存在に変えられたのです。私たちの必要は、神様とひとつとなることで、十分です。そのためにイエス様が祈られたのでした。そして、その祈りが成就して、イエスがキリストだと信じるとき、聖霊が内住される時代が開かれたのでした。
外見は同じ人間ですが、神様とひとつとなった存在だということを認めましょう。そして、優先順位を神様とひとつとなったことに置いて、考えるようにしましょう。それが勝利の方法です。神様とひとつとなった証拠が、使徒の働きです。イエスをキリストと信じたら、いま、神様とひとつとなっています。神の国が臨むようになっています。自分に確信を持ちましょう。キリストであるイエス様とひとつとなっていることを、あえて覚えて告白して、この世を違う目で見て整理しましょう。世に派遣されている者、神の国のスパイとしてミッションがあることを確認しましょう。それを現場から始めるので、現場への意識を変えるようにしましょう。自分がかかわっているところに、神の国が臨み、イエス様のわざが現れることを期待して、一瞬も忘れず、やることは最善を尽くしても、目的は福音宣教と伝道のためであると覚えましょう。そして、聖霊充満をいるところで祈りましょう。神様とひとつとなった祝福を自分のものとするようにお祈りします。