日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
http://jremnant.net/

2014年08月31日

ペテロまでもが・・・（ヨハネ18:25〜27)

人生を生きる中で、苦しみの理由の70％は人ゆえであると言われています。人を正しく理解することは、人生の勝利の鍵と言えるでしょう。 今日の聖書箇所では、イエス様の一番弟子とも言えるペテロの弱い姿が見られます。それは、人間は本当はどうしようもなく弱くて、希望のない存在だということを見せているのです。人は、外見の基準や人間的な能力がどうであっても、滅びるしかない弱い者です。義人はいないひとりもいないと言われているように、人は最初からどうしようもなく、根本から希望のない存在です。そのように理解するなら、人間関係で苦しむことはないはずです。人間がそのようなどん底の人生を抜け出すために、キリストが人間のかわりに血を流して、あがないの犠牲のいけにえとなってくださいました。このキリストだけに希望があります。視線をキリスト一本に絞りましょう。キリストが血を流されるほかには、自分、人類には希望がないということをメッセージとして心に留めましょう。神様は、これをひとりひとりに明確に伝えるために、さまざまなことを起こされるのです。それゆえ、私は人に対して、徹底的に失望する必要があります。人は期待できる存在でも、頼れる存在でもなく、助けが必要な存在なのだと、人に対する希望をすべて捨ててしまいましょう。歴史を振り返っても、人に希望を持とうとしたルネサンス時代ゆえに、結局は世界大戦が起きるようになりました。人に期待すると失望するという事実を見る勇気を持ちましょう。人に徹底的に失望して、そして、これからは期待をしないゆえに、失望もしないようになりましょう。失望するようなことがあっても、そうならざるをえないのが人であり、それよりももっとひどいことをするのが人なのだと認めましょう。 そして、まことの愛とあわれみを持って人を見るようにしましょう。すべてが、キリストの十字架の愛に目覚めて、より十字架の愛が大きくなる材料にしましょう。人に徹底的に失望して、もう失望しなくなり、そして、キリストの愛によって包むのが人生の歩み方です。いままで人に失望したなら、それは、キリストの愛をより大きくする材料だったと感謝して、人がなにかわからないようにサタンにだまされて、勘違いしてきたと気付き、人は期待できる存在ではないと確認しましょう。 これからは、人に対する聖書的な正しい理解を持ちましょう。人に徹底的に失望して、もう失望はしなくなり、キリストの愛で豊かになって、人を包むようにしましょう。キリストの十字架の愛をよく考えて、人につまずいているなら、そのうそから抜け出しましょう。感情に振り回されると、傷になって、その傷によってサタンにだまされます。ありえないという思いは、自分の枠による考えなので、それ以上もありうることだと、枠を捨てましょう。傷ついた自尊心、優越感も劣等感も、すべて傷によってサタンが作った作品ですから、そこにつかまると、本当の力が発揮できません。人を正しく理解して、傷ついた感情、すべて捨て、まどわされないようにしましょう。まちがって形成された自意識を、すべてキリストに取り換えて、キリストの中から自分を発見する一週間になるように祈ります。