日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
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メッセージ要約版

2014年09月07日

次元の違う戦い(ヨハネ18:33〜38)
  人生は戦いの連続です。ですから、人生の勝負は、どのような戦いをするかによると言ってもよいでしょう。イエス様は、戦えば勝つ力も、理由もあったのに、世の中の基準で見ると、無能だとしか見えない道を選んで逮捕され、十字架への道を歩まれました。その理由は、「わたしの国はこの世のものではない」からだと言われたのです。この世ではない、目に見えない世界、神の国があります。ですから、この世の戦いではない、次元の違う目に見えない戦いがあり、そこに本当の意味の勝利があるのです。私たちは、その次元の違う戦いに召された者です。次元の違う戦いとはなにか、質問すべきです。
 まず、この世の国はどんなところでしょうか。この世の流れは、まことの創造の神などいらないと否定するところです。目に見えるものが基準なので、科学が最高の基準になっています。そのような教育を受けて育つので、霊的なことは認めず、肉にこだわる生き方をするようになります。そして、口では死後のことを言いますが、本当にはこの世だけだと思っています。罪により、サタンに支配されているので、悩み、問題にとらわれるところがこの世です。神の国はそれとはちがいます。世界と人を創造された創造の神様が主人として支配されるところです。目に見えないたましいを中心にするのが神の国です。神の国は永遠の世界で、一時的に見える肉の世界とはちがいます。人はたましいのある価値ある霊的な存在だと見るのが神の国です。
イエスをキリストと告白したのは、この神の国があることを認めたことです。その神の国のテーマは、支配者である神様の願いであり、それは人のたましいが救われる「まことの救い」です。救われなければ、永遠のほろびの中で生きて、肉の違いとは関係なく、地獄に行くしかありません。これが分かるなら、見ていることがすべてではないと分かるようになるでしょう。そして、人生の最大のテーマは、肉的に平和に暮らすことではなく、霊的世界中心になり、たましいの救い以外はないと思うようになります。そのためには、キリストのあがないの約束しかないので、地球最大のテーマは、救いのためのキリストのあがないの契約だと分かるようになります。自分のテーマを変えると戦いも変わるようになります。テーマを変えて、次元の違う戦いをしましょう。
テーマがはっきりしたら、神の国の戦いは違うので、「救いの祝福にあずかり、キリストがあがめられ、御名が高められること」が、戦いになります。その他の基準は参考にするだけで、神の国はこの救いの祝福とキリストのあがないがよりあきらかにされることのために戦うのです。
その戦いをした人が聖書には出て来ますが、例としてヨセフ、ダビデ、イサク、マリヤとマルタをあげることができます。ヨセフは、自分がエジプトに売られたことが良い悪いというより、人の救いがテーマだったので、奴隷で売られてもかまわないと、傷が残りませんでした。ダビデはサウル王に追いかけられても、救いのため、キリストがあきらかにされる以外なら、なにもしませんでした。イサクは、けんかをせずに、すべての井戸を譲りましたし、マルタは福音の大きさが分からなくなるなら、礼儀や接待をやめるようにイエス様に言われました。肉の戦いに走って、テーマを忘れてはなりません。私たちの戦いは血肉のものではなく、霊的な戦いなのです。
 まず、優先的にイエスがキリストだと告白しましょう。過去はすべて終わり、美しいものに変えられました。今、現実につらいことがあっても、すべてが祝福です。未来は希望あるみことば成就のためです。それがイエスがキリストという告白の意味です。そして、人間関係で、キリストと救いを基準にして、それ以外はほとんど無駄なことですから、譲ればよいのです。また、進路、仕事、職業をもって、目標は世界と日本の福音化なので、キリストを伝え、レムナントを育てることだと、確認して告白して、順序を変えましょう。次元の違う戦いをするなら百戦百勝です。神の国を体験して、勝利の主人公になることを祈ります。