日曜メッセージ要約版

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メッセージ要約版

2014年10月05日

十字架のイエス様―その2(ヨハネ19:19-22)
 国際結婚した人は、よく文化の違いでけんかをすると言われています。夫婦の問題だけではなく、民族や国のレベルでも、また、個人でも身分、実力、能力、人柄、時代などの違いはたくさんあります。その違いによって葛藤を覚えたり、争いやけんかになり、それぞれが優越感や劣等感を覚えるようになります。クリスチャンである私たちは、本当の意味で、人間は根本的に違いはないことをはっきりと心に刻むようにしましょう。
 人間は表面的に千差万別でも、根本はみんな同じです。地球を創造されたときに、神様は人間を神のかたちとして造られました。すべての人が動物とは比べられない、神のかたちとして造られた霊的存在なのです。その神のかたちが罪によって崩れてしまい、すべての人が罪人となってしまい、義人はひとりもいず、すべての人は神の御怒りを受けるべき子となりました。これが原罪で、みんな同じように持っています。すべての人は堕落して、罪にとらわれ、自分の力では絶対に抜け出せないで、ほろびの運命の中を生きていきます。これがわかると、善悪、上下を問うことがなくなります。それが分からないので、違いにデリケートになって、精神的に追い詰められて、わずらうようになるのです。
 このようにまったく希望がない人間を救うために、神様が祝福の約束をくださいました。罪を完璧にきよめ、滅びの運命をもたらしたサタンを踏み砕き、もう一度神様とともにいるようにするための唯一の希望、キリストを約束してくださったのです。すべての人の希望はキリストだけです。これは、みんな同じことです。もう違いに振り回され、ほんろうされる生活は終わりにしましょう。見るべきものを見るなら、自由になります。
 その唯一の希望の道キリストがイエス様です。今日、イエス様が十字架にかけられたときに、罪名は「ユダヤ人の王ナザレ人イエス」ですが、それは「イエスはキリスト」という意味です。それが、ヘブル語、ラテン語、ギリシヤ語で書いてあったということは、世界中のすべての人がイエスがキリストと信仰告白をすべきだというメッセージです。十字架の2つのメッセージは、人類はみんな同じだということ、そして、それゆえ、みんなイエスはキリストだと告白すべきだということなのです。
 結論として、人の運命を根本的に分けるのは、イエス・キリストへの信仰告白です。なにかの人間の条件や違いは、まったく関係ありません。神のかたちを失った人間には、神様の愛とあわれみが必要で、イエスをキリストと信じなければならないのです。イエスこそ希望であり、まったく新しい者に変えられる唯一の道だという告白です。この告白で、運命がかわります。どんな人生、人間であっても、根底から変えられるようになります。信じて感謝しましょう。
 この一週間、視線を置くポイントを、人の違いではなく、根本的に同じであるところに向けましょう。分別は必要ですが、メインではありません。根本的な部分に視線を注いで固定しましょう。そして、イエスがキリストという信仰告白を絶対的なものとしましょう。イエスがキリストと告白したら、根本的に変えられて、永遠のいのちを持つ幸いな者になっています。それだけを見るようにしましょう。神様に愛され、天の御国が保証され、悪霊は逃げ去ります。神の神殿となっている、ほんとうに幸いな自分であると、本当の意味で発見して、感謝しましょう。そうしていると、つぶやき、悩んでいることが違うことが見えてくるでしょう。自分のまわりも、根本的な部分を見て、すべての人がイエスはキリストと告白すべき存在であると確認しましょう。まことの感謝と平安が与えられ、神様のみわざがはじまることをお祈りします。