日曜メッセージ要約版

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メッセージ要約版

2014年12月28日

結論に釘を(ヨハネ21:15-17)
   イエス・キリストを信じるひとりひとりは、幸いな者であり祝福の者で、勝利の存在だと聖書は語っています。しかし、つい、いろいろなことで揺れてしまって、その祝福を味わうことができないことが多くあります。揺れてしまうのは、揺れるしかない状況や材料があるからではありません。それは、クリスチャンとしての結論が明確でないから、だまされて心が騒ぐので、揺れてしまうのです。今日、クリスチャンとしての結論を明確にして、心の中に揺れないように釘をさすようにしましょう。神様が求めておられるのは、神様の結論に立って、信仰を持って釘をさすことです。そうすれば、時刻表に従って、内側が変えられ、まわりも変えられていきます。
 今日の聖書箇所でイエス様がペテロに「あなたはわたしを愛しますか」と問われ、それに答えたペテロに、「わたしの羊を飼いなさい」と釘をさされました。私たちも、このように、イエス様の前に自分を立たせる時を持つべきです。ペテロの背景を見ると、ガリラヤという田舎で、無学な、一番下っ端の漁師で、性格も短気でイライラしやすい人でした。イスラエルという国が、ローマの植民地にされていたので、不満だらけで生きていたのです。そのようなペテロが3年間、イエス様と同行して、すばらしい体験をしたのに、十字架の前でイエス様を否定するという大きな失敗を経験したのでした。それゆえ、ペテロは、二度も復活のイエス様に出会ったのに、まだ、立ち上がれない無気力な状態でいました。そのペテロに向かって、イエス様が「あなたはわたしを愛しますか」と問われたのです。それは、「あなたは、わたしが約束のメシヤ(キリスト)であるという信仰を持っているのか」という質問です。それに対して、ペテロは、それはまちがいありませんという返事をします。自分は失敗しているけれど、イエスはキリストにまちがいないという返事をしたペテロに、イエス様は「わたしの羊を飼いなさい」つまり、それで十分だと、結論に釘をさすようにされたのでした。
 神様は、いろいろあって、ひっかける必要はないと言われます。私たちの弱さ、過ち、すぐに高慢になること、すべてご存じで、それは、まったく問題にされず、ただ「イエスはキリストなのか」と問われます。この質問の前に立って、「はい、イエスは私のキリストです」と答えるとき、新しい人生のとびらが開かれるようになります。それは、いままでのすべての問題は、神様を離れた創世記3章の霊的問題だと認め、その問題の解決は、悪魔を踏み砕かれ、罪を赦してくださるキリストしかなく、そのキリストが私の人生の答えですという告白をすることです。悪魔のしわざ、霊的問題と認めるとき、答えはひとつキリストだけになります。私たちの頭が複雑になって、こだわりがあるとしても、なにもひっかかる必要はなく、この質問の前に立ち、「はい、イエスはキリストです」と釘をさしましょう。
 イエスがキリストだと告白をするなら、すべて赦された新しい被造物であり、創造の神様がともにおられる主人公、神の神殿と呼ばれる尊い価値ある者、地獄、悪魔の子から神の子どもと呼ばれる祝福の存在、人生のすべて、そのプロセスに至るまですべて保証されている者、地上にいる間は、暗やみを打ち破ることができる身分と権威を所有している者、そのために、どんなに立派な人にもない、聖霊の満たしの約束のある者、神様に愛され、祝福されている者になっているのです。「イエスはキリストなのか」という問いに、すべてがあります。過去やいまがどうであっても、イエスはキリストなのかと、神様は問われるのです。それひとつなのに、サタンが気が散るようにさせます。神様はほかのことをこだわらず、この一つだけを気にしなさいと言われるのです。
 この結論によって、信徒の人生の正体が現れるようになります。「わたしの羊を飼いなさい」と言われたように、信徒はたましいの管理をする伝道者です。これが信徒の正体です。イエスを信じる者は、すべてが伝道者であり、どんなことがあっても、すべて伝道のためです。イエスをキリストと告白したなら、自分は新しい者、幸せな者であり、伝道者であると、自分の正体に気づきましょう。自分の存在は伝道のために造られたのだという結論に釘をさしましょう。いろいろな職業は衣であり、中身は伝道者です。これが教会で、天と地の秘密を持つことです。神様は創造の前から定めておられ、計画して、願いを置いて召されたのです。自分は伝道者だと心に釘をさして、聖書を見るようにしましょう。
 まず、イエスはキリストなのかという問いかけの前に立ち、それに「はい」と答えるなら、自分は伝道者だと釘をさしましょう。そして、迷わずに新しい挑戦を始めましょう。まわりにいる福音を知らないすべての未信者が福音を聞くことができるように挑戦しましょう。自分の限界や枠を崩すことに挑戦し、祝福を個人化することに挑戦しましょう。自分の家庭、家系、関わる分野の暗やみが砕かれ、神の国が臨むことに挑戦しましょう。伝道者としてのまことの成功のため、伝道のため最善を尽くしてトップに立つように挑戦しましょう。神様が祝福されると奇跡のみわざが現れます。挑戦するために、定刻の祈りに挑戦し、すべてのことをおいて、聖霊充満を祈り、聖霊に捕らわれるように挑戦しましょう。イエスはキリストという質問の前に立ち、自分は幸いな者で、伝道者だと釘をさし、伝道のために神の力を受ける必要があると、聖霊充満に挑戦する一週間になることを祈ります。