日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
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メッセージ要約版

2015年2月22日

Who am I?(創世記12:1-3)
  神様の目でこの世を見ると、世の中は幸せになりたいと必死になってがんばっているのに、解決不可能な問題の中で、パニックになったり、あきらめたりして、結局は重荷を負って疲れた状態です。どんなに豊かになっても災いがおそいかかり、発展の裏で崩れ落ちていっています。そのような世の中には、キリストだけが希望です。そして、そのキリストを宣べ伝える祝福の仕事がクリスチャンに任されているのです。その仕事をするために、まず、自分に真剣に質問するべきことがあります。それが、自分はだれか(Who am I?)です。
 神様を知る前は、人間的な評価基準で自分を見ていました。その基準は、過去の出身によるもので、国、民族、家系、家庭など、自分の意志とは関係なく、生まれたら持つしかなかったものです。そして、成長過程での経験、学び、傷、また、できごとや事件を評価基準の材料にしていました。それらが、無意識の中に入り込んで、自分はこのような人間だというイメージを作りあげたのです。そして、現在は、いろいろな外見を基準にしています。健康がどうか、豊かなのか、社会的な地位、学歴、頭の良さ、認められるかどうか、教養はどうかなどが、自分を評価する基準となって、未来を決めるようになりました。それが自然に材料になって形成された、セルフイメージを持っているのです。そのイメージによって野望を持ったり、落ち込んだり、挑戦したり、けんかもします。
 しかし、神様の評価は、人間的な評価とはちがい、評価の基準はひとつだけです。アブラハムに、わたしが示す地へ行きなさいと言われたこと、つまり、カナンに行くこと、それは、イエス・キリストが神様の基準なのです。神様はキリストを通してご覧になっていて、ただ「キリストがあるのか、ないのか」だけが基準です。キリストがあるなら、過去の状態がどうであっても、キリストゆえに祝福だと言われます。召されたとたん、まだ、意識も変わっていず、教養も同じアブラハムに、「あなたは祝福」だと言われました。キリストを信じる者は、キリストゆえに、以前のものは過ぎ去って、すべてが新しくなったのです。ガラテヤ2:20にあるように、ダメな人は、消えていなくなり、新しくなっています。それを自分が信じて受け入れているかどうかという信仰が課題であるだけです。自分を変えようとするのではなく、神様の評価に耳を傾けましょう。ローマ8:2で言われているように、キリストを通して見ておられるので、ほかのことは関係なく、死と罪の原理から完璧に解放されています。自分が思うような存在ではなく、キリストゆえに神の神殿となり、神様の目には、聖なる者として映っているのです。イエス・キリストを信じて受け入れると、神の子どもです。そのようにしか、神様は評価されていません。自分のレベルで資格がないかのように言っても、神様はそのようには言われていません。キリスト・イエスによって神の家族(エペソ2:19)と言われ、神様の力と権威が私のものとなっていて、いつまでもともにいて守ってくださり、天の御国が保証されています。すばらしい、いのちがある存在なのです。ゼパニヤ3:17で言われているように、神様がいつも心から喜んで高らかに歌って見ておられる存在です。世の光として、絶対に必要な存在であり、Iペテロ2:9で言われているように、イエス様に使うことば、王である祭司だと言われる存在です。そして、使徒1:8で地の果てまで証人となると言われました。キリストだけが基準で、そのように見てくださっているのです。
 このように神様が言われているのに、サタンは、自分の思いに縛られて、ちがうと思うように働きます。ですから、神様の評価「幸いな者」だと、自分の古い人間的な評価は、すべて十字架とともに死んだと告白して、惑わす悪霊の力が退くようにと祈りましょう。崩れる滅びの世を助けるために、いままでの古いセルフイメージをすべて壊して、最高に幸せで、最高に美しい存在であり、絶対にこの世に必要で、この世を助けるのに十分な条件を持っている「伝道者」だと信じるようにしましょう。神様がそのように造り変えられたので、信じるだけなのです。
 今週、このメッセージが成就する答えが与えられるので、毎日、過去のセルフイメージがすべて壊れる祝福が与えられ、伝道者としてのセルフイメージが固められる祝福が注がれるようになるでしょう。そのための一週間ですから、自分を通して必ず伝道がなされることを見るため、まわりの人を伝道対象者として見るようにと祈り、名簿を作り、整理していくようにしましょう。そして、少しだけでも神様に思いをよせ、集中するために、みことばを思い出して黙想するようにしましょう。自分がだれなのかを考え、神様の御声だけを信じる信仰を持ち、他の声を捨て、神の子ども、伝道者としての一週間になるようにお祈りします。