日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
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メッセージ要約版

2015年3月1日

契約を通して(民数記13:10-14:10)
 イスラエルが偵察をエリコ城に派遣して、帰ってきた偵察の人々が報告をする場面です。12人がまったく同じものを見てきたのに、10人はエリコは鉄壁の町で難攻不落であり、ネフィリムの巨人が住んでいるから、自分たちはいなごのようなものだと言い、2人は、乳と蜜の流れる地で、守る人はいないから、信じれば占領できる、彼らはえじきであると言いました。同じ現場を見て、自分たちはいなごのようだという反応と、彼らはえじきだという反応に分かれた理由は、環境や人のせいではありません。契約をのがしたのか、信じたのかの違いです。ヨシュアとカレブの二人が、「神のみこころにかなうのなら」と言ったように、契約を疑わず信じる信仰を持っているなら、見方が変わるのですが、契約をのがしているなら、自分が小さく見えてしまうのです。
 契約をのがすと、肉的な条件しか見えなくなります。それゆえ、エリコの町が難攻不落に見えてしまうのです。私たちの現場を見ても、長く続いている文化、優れた知識や教養のある人々が見えて、その人たちは絶対に信じないし、神様の愛を語っても聞こうともしないように思えるのです。それで、自分が無気力になり、力がない小さな者に過ぎないと思え、思いや考え方が縮こまって、合理化する方法をとるので、ややこしい状況になってしまいます。いろいろなことを理由にあげますが、本当の理由は、契約をのがしているから、できない理由ばかりが見えるようになっているということです。ほかの理由ではなく、契約をのがしているからなのだと、正直な答えを得るようにしましょう。
 どんな状況、環境であっても、契約を通して見るなら、自分が征服者に見えてきます。現場はどうであれ、「彼らは私のえじき」だと見えて、それゆえ挑戦するようになるのです。考えの中に刻印されていることがあるので、考え方を整理しましょう。自分はどんな状況の中でも、征服するためにいる主人公なのだと確認しないと、祝福を味わうことができません。祝福はすべて現場に備えられているので、信じて体験するようにしましょう。契約を通して見ると、私には、福音、いのちがあり、人生の答えがあり、契約ゆえに天の御国を所有しているという神様の御声が聞こえるようになります。どんなに現場の人々が大きく見えても、いのちなく、答えもなく、地上の民に過ぎません。外見、肉の条件にだまされず、振り回されることのないようにしましょう。それが信仰です。良い条件があり、丈夫でできそうだから、うまくできたという話は聖書には書かれていません。ギデオンと300人の戦いでは、弱虫ばかり300人が残っていたのに、神様の戦いは神様がなさるので、勝利したという証拠をくださっています。イエス様は天に上がる前に、なにもできそうにない初代教会の人々に、ただ聖霊が臨まれると征服者となることを言われました。頭の中にある正反対のことを、契約の信仰と取り換えてしまいましょう。
 現場は暗やみです。神様は私たちに向かって、その中で、あなた光であり征服者で、あなたが必要なのだと言われます。あなたはいのちの祝福があり、地獄、罪、死の原理からかいほうされているけれど、彼らは奴隷に過ぎない。あなたは神の子どもであり、彼らは悪魔の子だと、また、あなたは、人間的な条件がどうであっても、聖霊がともにおられる神の神殿であり、彼らは奴隷にすぎないと言われます。契約を握っているなら、自分が征服者、占領する者、勝利の者であることが見えてきます。ローマ8章で、圧倒的な勝利者だと言われています。今日から「でも」ということを消してしまいましょう。契約で見るなら、光なので、すでに暗やみが崩れ、神の国が臨むしかないのです。アイデンティティを回復して、契約の信仰を持つようにしましょう。
 神様の契約の内容は、神様がキリストを送ってくださり、キリストを通して私たちを救ってくださるということでした。そのために、イスラエルは、絶対にカナンに入るしかありません。いまは、イエス様がキリストとして来てくださったので、イエスがキリストと信じる者には、天に上がられたキリストが聖霊を通して内住してくださり、その人の人生を生きてくださるよういなったので、身分が伝道がなるしかない存在になったということです。信じる瞬間、その人はイエスの証人となり、その人を通して、その場が征服されるようになります。その人の中にイエス様がおられるので、その現場を変えて、征服するのに十分な条件がすでに備えられているのです。世界の基が置かれる前から、すべてを備え、動かして信じるようにされ、信じると同時に、地の果てまで征服する伝道者として、存在が変わってしまうのです。それゆえ、いるところの暗やみが崩れ、現場を征服するみわざが現れます。それを信じる信仰が大切なのです。この契約を信じないので、自分が小さく見えます。
 今週一週間、なによりも契約を優先する信仰になるように整理しましょう。神様がこの約束を成就してくださるので、今週のスケジュールの中で、自分の信仰が契約を優先する信仰に整理できるように神様がしてくださいます。信じて、それを祈りの課題としましょう。また、契約にあって、自分を発見して、征服者、伝道者として刻印されるように、言い訳や不信仰を捨てるように祈りましょう。そうするなら、当然、伝道対象者のノートを作るようになるでしょう。当然な答えが与えられるようになることを、祈ります。