日曜メッセージ要約版

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メッセージ要約版

2015年4月12日

落胆せずに(ヨハネ21:15-17)
 問題や悩みなく生きていきたいと願っていても、思い通りに行くことはありません。ないほうが良いと思えるような失敗や過ち、弱さ、やめたい習慣があったり、病気になったり、気力を失ったり、不和などで落胆したりすることもあります。そのようなとき、脳の中に、落胆するしかないという思いがインプットされていて、自然に落胆してしまうのですが、今日の聖書箇所から、そのような状況の真相を理解して、そのようなことがあっても、落胆では祝福に変えることができることを約束として握るようにしましょう。イエス様を3度も否定してのろったペテロにイエス様ご自身が尋ねて来られ、考えることもできない新しい人生の扉を開けてくださいました。落胆するしかないと思うことの真相を理解するとき、同じように、私たちにも新しい人生の扉が開かれます。
 理解すべき真相は、まず、すべてはサタンのしわざであり、サタンは巧妙に私たちを倒そうとしているということです。サタンは、ほえたけるししのように、私たちをおびえさせ、ふるえて不安になるようにさせようとしています。また、光の天使のように装って、誘惑して倒そうとします。私たち人間よりも、はるかに頭が良い悪魔が、もろもろの悪霊を使って、策略をもって倒そうとするのです。サタンは私たちにある弱さをよく知っているので触ってきます。たんに表に現れていることだけを見るのではなく、霊的な次元で見るべきです。そうすれば、人のせいや、環境のせい、自分のせいではなく、ちがう解釈が出て来ます。落胆せざるを得ないことに対して見る目をかえましょう。
 真相の2つ目は、悪魔のしわざであったとしても、神様の許可のもとに起きているということです。霊的なことは目には見えないので、気がついていないことが多いのですが、神様がご存じでなくて起きることは、なにひとつありません。雀一羽が落ちるのさえ、神様の許可なしではありえないのです。ヨブ記には、ヨブを試みられるのですが、サタンが神様の許可を得ることが書かれています。すべては、神様の許しがあるから起きるのです。それを神様の主権と言います。イエス様が逮捕されて尋問されたとき、ピラトに向かって、上からでないと権威も与えられないと言われていますし、また、逮捕されることや十字架は悪魔のしわざですが、それですらも、神様の許可で起きたのです。落胆せざるをえないことが起きたとしても、あってはいけないことだと、激しい拒否反応を示したりしないようにしましょう。そうすると、さらに捕らわれてしまいます。どんなことでも、神様が許されたから起きたのだと、拒否反応には警戒しましょう。
 ペテロの失敗に「わたしの羊を飼いなさい」と言われたように、失敗や弱さ、恥ずかしいことには神様の良い理由があるのです。いままで考えることもできなかった、最高の人生を歩むために許されたというのが、真相です。最高の人生は、人間が真実に人生の限界を知って、ただイエス・キリストしかないとなることで、ただイエス・キリストしかないとなるように、また、それに釘を刺すために、神様は失敗や過ち、弱さを許されるのです。適当に自分の良さや才能で生きるなら、ただイエス・キリストとはなりません。ほんとうに 人生の限界を心から認め、神様の前にひざまずいて、「キリストしかありません」とキリストだけを見るようになると、キリストの中にある自分がどんな存在なのかが見えてきます。そして、それまでの人生とまったく違う次元の人生を歩むようになります。それは、たましいを生かし、人を神様の本物の救いへと導く伝道の人生です。伝道者として歩むことこそ、最高の人生なのです。パウロは、死んで天国に行くほうが良いが、生きているのは、ただ伝道のためだと告白しました。この御名の他に、救われるべき名はないので、キリストが宣べ伝えられることだけが希望です。キリストだけ、神の国だけと、ほかのなにかで引っかかったり、とらえられることがない、信仰を持つことができるように、失敗、恥ずかしいこと、弱さ、問題を通して人生の限界を見せてくださるのです。次元の違う最高の人生で、テーマが神の国になったとき、聖霊の力、聖霊の満たしによって生きていくようになります。それゆえ、ただ祈りに集中して、神様の導きによって生きるようになるのです。
 落胆することがあったとしても、落胆せずに、真相を見て、落胆するしかないことに対して感謝しましょう。もっと、ただキリストとなって、イエスの証人となるようにするためのことだと、感謝するのです。霊的次元で感謝して、イエスがキリストだと信仰告白することに釘を刺す方向に向きましょう。そして、自分の限界を認め、イエス・キリストだけを見上げて、最高の人生、伝道を夢見るようにしましょう。伝道者として最高の人生を歩むためのサインだと知り、最高の人生の者だと、自分を見るようになるように祈ります。