日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
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メッセージ要約版

2015年5月10日

勝利の条件(使徒1:14)
  イエス様が十字架につけられ、葬られ、三日目によみがえられ、天に昇られて、キリスト教が本格的に始まったとき、初代教会の状況や条件は、なにもうまくいくはずはないようなものでした。国全体がユダヤ教を国教としていて、その中でわずか120人が、集まる場所もまともになく、助けてくれる団体もまったくなく、それどころか、ユダヤ教がつぶそうとしてくる状況でした。また、集まっていたのは、見下されている人ばかりで、すべてがうまくいく条件がまったくなかったときに、ただひとつイエスがキリストだという信仰だけを持っていたゆえに、初代教会は勝利して、福音が伝えられて行ったのでした。つまり、どんな理由、状況も関係なく、ただイエスがキリストいう信仰があればそれだけで勝利するのです。病気や経済的な理由、家庭内での問題、自分自身の中で、どうしようもできない弱点があるとしても、それに心や思いがとらえられて、ダメだと否定的になる必要はありません。不利な条件、だめな状況でだめだと思う考えに慣れてしまって、挑戦していく祝福を逃してしまうことがないようにしましょう。引っかかって、前に進めず、思いと心が捕らわれるのは、条件、状況が悪いからではありません。イエスがキリストという信仰を持っていないからです。イエスをキリストと信じていないのが問題です。ほかのことで言い訳するのではなく、イエスがキリストと信じるだけで十分なのだと考え方を変えましょう。
 キリストは、世にあるものでは、どんなに立派なものでも、絶対に解決できない人生の問題を解決する唯一の道です。人間は、神様なしでは、幸せは期待できない存在なのに、サタンにだまされて、罪を犯して、神様を離れてしまいました。罪過と罪とで死んだ、生まれながら御怒りを受けるべき子なのです。まことの神様に出会うことも、罪の運命や悪魔のしわざから出ることもできず、結局は、ほろびるしかありません。どんなにがんばっても、どんなにたくさん所有していても、人格や知識、知恵が優れていても、人生の問題は、解決できません。この根底から解決して、神様に会う道、悪魔、運命を打ち破り勝利する方は、キリストしかありません。世の中に人生の解決はなく、キリストだけが、根本から解決する、唯一であり、すべての問題の解決なのです。どんな人でも、だれでも、キリストによって新しく生まれ変わることができます。そのキリストの約束を成就して、2千年前にマリヤから生まれ、十字架で死に、三日目に復活されたのが、イエス様です。イエス様は十字架で「完了した」と、約束どおりすべての問題を終わらせたと言われました。イエスがキリストです。だれでも、どんな人生でも、ただひとつ、イエスをキリストと信じる信仰によってのみ、人は救われます。その信仰だけで、ほかは気にする必要はないのです。
 すべての問題はイエス様が十字架で終わりにされ、それを信じる者は、神の神殿に変えられ、それまでの存在が死んで、まったく新しいものに造り変えられます。神の子という新しい人種として生まれるようになるのです。イエスがキリストだと信じた人には、どんな状況、条件もいっさい問題になりません。問題はほかにあるのではなく、イエスをキリストと信じていず、エレミヤ、エリヤ、バプテスマのヨハネ、預言者のひとりと信じているのが問題です。イエスはキリストであり、問題は一切問題になりません。いまも、のちも、永遠までも幸せな者に変えられてしまっています。イエスをキリストと信じていないと、祈りがちがうようになります。問題解決のための祈りではなく、信仰告白としての祈り、神様のみこころのために祈るべきなのです。自分のためではなく、キリストのために生きるようになります。イエスがキリストと信じることが、勝利の条件です。
 このように自分の人生の問題が終わったと確信を持つなら、伝道に目が固定されるようになります。福音でないとだめな世が見えてくるのです。人生の方向を伝道に固定すると神様のみこころと一致するので、勝利するようになります。イエスをキリストと告白して、神の国と義を求めるようにしましょう。自分は十字架とともにすべて終わったので、神様が内におられる幸せな者で、死んでいくたましい、暗やみには、光が必要であり、世にはイエス・キリストしか希望はないと、なにをするにしてもイエスをキリストとあかしすることにしましょう。自分の問題は終わったのでで、いまの課題はまず、内からみことば運動が行われること、つまり、イエスがキリストという信仰を持つことだと、いつも確認しましょう。そして、世界福音化の伝道の契約が、自分の現場で成就することを期待しましょう。神様の力が現れると期待して、神様のなさることを待ち、神様の中にすべてを入れましょう。それを祈りと言います。具体的に現場で、神の国が臨むのを見るようになるでしょう。みことば運動が起きること、これが勝利です。それを信じて、具体的に挑戦しましょう。
 今週一週間、イエスがキリストということを深く考えましょう。そして、聖餐の告白を自分のものとしましょう。自分に「人生のテーマ、生きる理由はなにか」と問いかけましょう。その質問の前に立ち、神の国が現場に臨む証人となることをお祈りします。