日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
http://jremnant.net/


メッセージ要約版

2015年5月24日

圧倒的な勝利者(ローマ8:31-38
 いま世の中では、人々が表に見える姿とはちがい、それぞれが大小の問題を抱え、ときには災いに出会ったり、戦争まで起きる中で、不安、なやみを抱え、むなしく、苦しい人生を生きています。人々は、自分で気付いているかどうかにかかわらず、本当は「神様、助けてください」と叫んでいるのです。その叫びに答えて助けることができるのは、クリスチャン以外いません。私たちは、立場、状況がどうであっても、人々の叫び声に対応して、答えるために現場にいるのです。いまの時代に生きている私たちへの神様の御声を聞くようにしましょう。クリスチャンは、人々を助けることができる存在で、伝道ができる存在です。唯一の答えである福音を伝えることが、地球、人生、歴史のテーマなので、そのテーマと自分が合わないと、すべてがぼけてしまうようになります。感情や意欲ではなく、福音を伝えることは天命であり、使命です。ですから、私たちは、機会がゆるされれば、自分の口からしっかりと福音を伝えることができなければなりません。なぜイエスを信じるべきかという理由を説明するのです。
 すべての被造物の中で、人間は、唯一、神様とともにいて、神様を信じる存在として創造されました。神様とともにいれば幸せで、神様の代わりに、すべての被造物を支配できる、たましいのある霊的な存在です。魚は水の中、鳥は空を飛んで、木は土に根をおろして生きるように、人間は神様とともにいてこそ、安らぎ、平安を得ることができます。ところが、その人間が、神様を離れて、すべて奪われて、逃げることのできない不幸のどん底に落ちてしまいました。神様を離れたので、神様でないことを神と拝む偶像崇拝をするしかなく、ほかの何かで埋めようと占いや宗教をするしかないのですが、それは悪霊にだまされることです。霊的状態がこのようになっているので、心は不安で、精神的にも病み、なにかに依存症になるしかありません。根からそうなるしかない状態だからです。ほかの理由ではなく、神様から離れて、生まれた時から霊的状態が神様を離れているので、なにかのきっかけで表に現れているだけです。家庭、個人のバランス、人間関係、国と国との関係も、すべて破壊していきます。年をとるとむなしさしか残らず、死んだのちはさばかれ、永遠のほろびに行く運命の中を生きるのです。この問題のために、どんなにがんばっても、解決は不可能です。神様と会っていっしょにいなければならず、それを邪魔する罪と悪魔のしわざを解決するには、キリストしかないので、神様はキリストを約束してくださいました。神様に出会えるようにして、罪を赦し、悪魔の頭を踏み砕いて勝利するには、キリストしかありません。その唯一の答えであるキリストが、約束どおり来られ、十字架で死に、三日目に復活されました。それがイエスです。キリストしか答えがなく、イエスがキリストなので、イエスを信じるしかありません。イエスを信じることだけで、ほかのことは要求されません。信じれば、神の子どもになり(ヨハネ1:12)、信じる者は永遠のいのちを持つようになります(ヨハネ5:24)。
 この話を心からわかって、そうだと確認できる人の前に、神様はたましいを備えられます。受け入れた人に、天と地のすべての祝福をどのように味わうべきなのかを、みことばを通してガイドしてあげ、その人もイエスを信じるべき理由と、イエスがキリストであることを語れるように立てていく、みことば運動が、神様の願いなのです。ポイントはこれです。イエスはキリストということひとつで、地獄から天国に、ほろびから神の子どもに、悪魔の子から新しい被造物に変えられます。365日、聖書の中から、いまの問題の中で、イエスがキリストということを語り続けることができなければなりません。神様はこれを信徒を通してなさろうとして、そのために現場に信徒を送っておられるのです。
クリスチャンは、十分にそれができる存在です。なぜなら、神様が愛しておられ、いまもその愛の中にいるからです。神様が愛してくださっている証拠はただひとつ、イエスをキリストと信じることができることです。身分、弱さ、病気、性格、障害などまったく関係なく、ただひとつだけ、イエスをキリストと信じているなら、神様が愛しておられるのです。罪人であり、ほろびるしかない私の代わりに、キリストが十字架でいけにえとなってすべての問題を終わらせてくださいました。そして、聖霊を通して神様が内住されて、新しく生まれ変わっています。祝福の存在として造り変えられたのです。古いものはなくなって、すべて新しくなり、永遠に離れることなくともにいてくださいます。それが神様の愛です。愛はすべてを良いものとしてくださいます。信じたとたん、義と認めてくださり、栄光に富んだ者としてくださいました。つまりイエス・キリストと似た者としてくださったので、イエスの光を放って、イエスしかできないことができます。十分に、叫び苦しむ人を助けることができるのです。そして、問題や葛藤があっても、圧倒的な勝利者になることができます。そこから祝福を見つけることができるからです。その証拠は、聖書にあります。神様に愛されていて、その愛はどんな問題よりも大きいからです。
それゆえ、現場で自分のまわりで助けを求める叫び声を聞いて、その人々を助けることができる唯一の存在になっていることにポイントを合わせ、現場の伝道に挑戦しましょう。イエスがキリストというみことば運動が行われることに、まず覚悟を持ち、みことば運動が行われるために祈り、そのために聖霊の満たしが与えられるので、あきらめず求め続けましょう。イエス・キリストを信じる者は、尊い祝福の存在であることを、具体的に現場伝道を通して神様が見せてくださいます。大きなエリコのように邪魔するように見えるものがあっても、自分のゆえに、そのエリコは崩れると、イエスがキリストであることを伝えるために、心に情念を持って祈り続けるように願います。