日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
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メッセージ要約版

2014年04月06日

絶対的希望を知る人(ヨハネ12:1-8)
  神様はいつも、「あなたにとって、キリストは絶対に勝つ唯一の答え、希望であるのか」と、質問しておられます。それにアーメンと答えるとき、正しい人生、新しいスタートを切ることができます。キリストが絶対的な答えとなるとき、ほかの世の中のことは、すべて相対的なものになります。そこではじめて、自由で新しい人生がはじまるのです。それゆえ、神様はすべての人、すべての状況の中で、「キリストは、あなたにとって絶対に勝つ唯一の答え、希望ですか」と問われるのです。そのことを聞く耳のある人は幸いですが、サタンはそれを聞けないように邪魔をします。多くの人は、先に自分の質問をして、神様からの質問を聞きません。
 なぜ、キリストは絶対に勝つ唯一のものなのでしょうか。それは、すべての人が原罪の下にいるからです。人の問題は、なにかで解決するような簡単なことではなく、すべての理論をはるかに超える深刻なものです。キリスト以外には、なんの希望もないことは、歴史を見ても、聖書を見ても知ることができます。どんなに豊かになっても、知識が豊富でも、宗教で努力をしても、まったく解決しないのが、人の問題です。旧約聖書を見ると、神様が奇跡をもって導き、守り、愛を注いでくださり、律法を与えてくださったのですが、それでも、イスラエルの民は変わらず、他を頼り、それゆえにさばかれました。イスラエルは、キリスト以外には希望がないという契約を知らせるために選ばれた民だったのですが、そのイスラエルが、その契約を投げ捨ててしまったのです。キリスト以外には希望はないと認めないと、この世は暗やみのままです。絶対的なものはキリストしかありません。これだけを修正するようにして、キリストは絶対に勝つ唯一の答え、希望であると確認しましょう。
 このようにキリストの絶対的なことを見た人と、見ていない人は、天と地の差があります。今日の聖書箇所では、マリヤが、その当時、イスラエルの女性にとっては、いのちのように大切だった高価な香油を、イエス様にすべて注ぎ、髪の毛でぬぐったのでした。マリヤは、イエス様が絶対的な唯一のキリストだとわかったからです。しかし、ユダはそれを知らず、高価なものを注いでしまうことは、無駄なことだと思ったのです。イエスをキリストと本当にわかる人は、躊躇しない献身の人生、使命の人生に変えられます。生きる理由が、キリストの輝きを宣べ伝えること以外、なくなるのです。それが天命です。世の中は、暗やみの大国であり、頼りになることはなく、ただ神の国が必要で、そのために、キリストが宣べ伝えられるべきだという使命を悟ります。その人の過去や能力とは、まったく関係なく、信じて受け入れたとたん、180度完全に変わって、キリストのために生きると認めるようになります。ローマ16章の人々の人生を当然のこととして生きるようになるのです。
 キリストだけが絶対的なものであり、ほかは相対的なものであると、混同しないようにしましょう。そうすれば、世の計算に束縛されたり、葛藤したりすることもありません。そのように見た人は、永遠に星のように輝く祝福を受けるようになります。本当に、キリストだけが絶対的なものだと見たなら、天命を聞きましょう。そして、使命の人生に切り替わる祝福を受けて、どんな職業であっても、キリストが宣べ伝えられるために生きる献身の人生になりましょう。キリストしか希望がないと認めて、現場や地域で祈りながら確認しましょう。これが実践です。自分の目に、キリストだけが絶対的なもので、あとは相対的なものだと見えるようになることを祈り求めましょう。そして、自分の中にあるキリストの他の絶対的なものはなにかを黙想して、見つけたら、それは相対的なものに過ぎないと変えてしまいましょう。そうでないと、キリスト以外のものにとらえられ、圧迫されるようになります。パウロは、キリスト以外はちりあくただと言いました。私たちも、そのように告白でき、キリスト以外にとらわれる必要はなく、すべてはキリストに向けるためのことになるようにしましょう。そうすれば、引っかかることはなにひとつなく、本物の絶対がわかっているので、ほかのすべてを譲ることができます。それが柔和な人と言われる人です。
 キリストのほかには絶対的なものはないと、キリストに集中するようにしましょう。そして、どんな人でも関係なく、キリストが宣べ伝えられる使命と理由を当然なものとして回復しましょう。キリスト以外には希望はないので、キリストが宣べ伝えられるためにと、24時、なにをしていても考えるようにしましょう。それが、自分のまわりから世界中に広まるように使命を回復して、すべてに自由になることをお祈りします。