日曜メッセージ要約版

教会の講壇メッセージ動画は、レムナント教会のサイトに出ています
http://jremnant.net/


メッセージ要約版

2015年3月15日

信徒への神様の願い(ローマ5:1-4)
 クリスチャンであっても、多くの人が神様のことを誤解していて、なにかを要求される方であるとか、きまりを作り、それを守りなさいと言われて、守れるなら祝福されるが、守れなかったら罰せられる方であるかのように思っている場合があります。神様はそのような方ではありません。人間に要求しても守れないことを、だれよりも良く知っておられる方ですから、人間になにか期待されることはありません。神様を正しく理解して、神様が願っておられることを正しく知るようにしましょう。
 神様は、すべての人が神様が与えられるまことの救いを得ることを望んでおられます。神様によって造られた、特別に神様との交わりができる神のかたちの人間が、悪魔にだまされて罪を犯し、いのちである神様から離れ、罪による滅びの運命にとらわれ、悪魔に支配されるようになりました。それが原罪です。その原罪を解決しないと、人間は絶対に幸せになりません。そして、その原罪は、人間の努力やなにかで解決できないものです。それを神様はよくご存じなので、人間になにかをしなさいとは、絶対に言われません。原罪、霊的問題は、どんなに物質的に豊かになっても解決できず、発展をして成功したかのように見えても、解決できません。悪魔は文化を通して人を滅びに引っ張って行くので、人は偶像崇拝、占い、迷信、宗教という、神様から正反対の方向に向かって行くしかないのです。その結果、個人には精神的な問題、肉体的な問題が起き、わずらっていくしかありません。そして、死ぬことと死後にさばきを受けることは定めていて、永遠の地獄に行くようになります。それは、霊的な遺産として、家系に流れていきます。この中にいる人間は、自分の力ではどうしようもないのです。これを神様は、ご存じですから、人に求めておられるのは、世界平和でも、環境保全でも、人権、社会福祉でもありません。神様はただ、その原罪、霊的問題から出る、まことの救いを得ることだけを願っておられるのです。
 神様は人を救うことを願っておられるので、根本の解決のために、唯一の方法として、神様ご自身が人となってこの地上に来てくださると、キリストを約束してくださいました。そして、実際に2000年前に来られて、十字架で完ぺきに約束を成し遂げられたのがイエス様です。イエスがキリストと信じ告白するなら、滅びの運命から救われて、神様とともにいるようになります。ですから、神様の願いは、人がイエス・キリストを自分の救い主として信じ受け入れることです。なにかをする必要はなく、ただ信じるだけです。
 神様の恵みで、イエスをキリストと信じ、自分の救い主として受け入れた人は、能力、人格、それまでの人生とはまったく関係なく救われます。そのように信じた信徒に神様は、がんばりなさいとは言われません。弱さや足りなさがあることがご存じで、なにかをお返しすることも願われません。今日の聖書箇所で言われているように、神様との平和を持っている者は、その栄光を見て大いに喜ぶこと、つまり、救いの祝福を喜ぶことを、神様は願っておられるのです。よくわかっていないのですが、すでに天と地のすべての祝福が与えられました。ですから、なにかをする前に、その祝福を喜び楽しむことが、神様の願いなのです。神様の願いを誤解していると、まことの答えを受けることができず、一生懸命にするのに、実が結ばれることなく、次の世代になにも残すことができなくなります。
 クリスチャンにすでに与えられた救いの祝福の中からいくつかを見てみると、信じた瞬間に、それまでの過去の滅びの人生から永遠、完ぺき、完全に解放されました。死と罪の原理から解放され、内に神様の霊が宿られる存在に変えられたのです。神様ご自身が、聖霊で内に入ってこられ、永遠に一体となっておられます。それをワンネスと言います。ランクが三位一体の神様と似たところまで引き上げられるのです。全能の神様が永遠までともにおられ、いつ死んでも天国が保証されています。生きている間は、イエス様しかできない悪霊、暗やみを縛る権威が与えられています。いまだに知らずに暗やみに捕えられている人々に、イエス・キリストを宣べ伝えて、神の国が臨むようにする、イエス様しかできない仕事を、私たちを通して、神様がなさいます。その仕事のために、御使いが手伝うようになっています。世界を福音をもって征服する祝福です。存在そのものが、暗やみが恐れるものに作り変えられてしまいました。これ以上要らないと言えるほど、完ぺきな祝福なのです。この祝福を喜んで味わうことが神様の願いです。
 この祝福を味わうために、時間を決めて10分でも喜び楽しみましょう。自分の自画像がきれいに変わり、自分が幸いな者、祝福されたすべての問題が終わった者、人生には問題はなく、世の中に必要な者とされていると確信できるように喜び続けましょう。そして、生活の中の問題やできごとに、この祝福を適用していきましょう。神様の願いに対する誤解を変え、宗教のように良い人間になろうとするのではなく、祝福を喜んで力を得るようにしましょう。
 そして、地上に生きているのは、自分を通してこの救いの祝福を宣べ伝えることですから、この祝福を味わい、喜んでいると、不思議に伝道に用いられることを経験するようになります。がんばるのではなく、神様が、私を通して、なによりも大切な救いの祝福を世に伝えることを願っておられるので、救われた者が救いの祝福を味わっているなら、福音が伝えられるようになります。その契約として最後に使徒1:8で釘を刺しておられます。神様がなさることなので、どんなに弱い者でも、どんなに険しい環境でもなされるという証拠を、初代教会を通して見せてくださいました。いままでの過去を土台として、いまのすべてのことを通路にして、未来のことはすべて答えになって、福音が宣べ伝えられます。歴史は福音宣教を中心に動かされているので、救いの祝福を喜び、感謝しているなら、歴史の主人公になることができます。
 これが神様の願いです。これと一致しないなら、人生はうまくいくはずがありません。今日から、時間を決めて救いの祝福を条件なしで喜び、自分のまわりは、すべて神様の答えだと整理するようにしましょう。自分とかかわっているすべての人は、福音を聞くべき存在だと名簿を作りましょう。誤解していた神様の願いを修正して、救いの祝福を喜ぶ幸せな時間を優先して、まわりにある神様の答えを見て整理し、神様のみことばに心を寄せる一週間になることをお祈りします。